スターチャイルド

提供: 久米田康治ワールド Wikiサイト
2021年3月5日 (金) 09:22時点における川口ゲン (トーク | 投稿記録)による版 (ページの作成:「<!-- &tag(企業,キングレコード,スターチャイルド); --> ==スターチャイルド(STARCHILD)== スターチャイルドは、キングレコー…」)
(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)
ナビゲーションに移動 検索に移動


スターチャイルド(STARCHILD)[編集]

スターチャイルドは、キングレコード内部のアニメ・声優専門のレーベル。
愛称は「スタチャ☆」。
アニメ・声優関連専門レーベルとして知られているが、『劇場版 鉄人28号』や特撮作品の『ライオン丸G』、テレビドラマの『ケイゾク』やTBS版『ブラック・ジャック』などの一般向け実写作品、さらには『戦国鍋TV』などバラエティ番組の商品展開をすることもある。

会社概要[編集]

沿革[編集]

1981年設立のアニメ関連楽曲専門レーベル。アニメ専門レーベルとしては業界最古参であり、アニメファンへの認知度・浸透度は非常に高い。

1980年代には『機動戦士ガンダム』ブームにより安定した経営をしていたが、1980年代末にはガンダムブームも去ったことから億単位の赤字を抱え、スターチャイルドは廃部の危機を迎えてしまう。この危機的状況を救ったのは、エグゼクティブプロデューサーを務める大月俊倫(現・キングレコードの常務取締役)であった。大月は、毛利和昭のオリジナルデザイン・イラストで『ドリームハンター麗夢』のドラマCDを初プロデュースし頭角を現す。以後、高田裕三の『3×3 EYES』、CLAMPの『聖伝-RG VEDA-』、高河ゆんの『マインドサイズ』など漫画原作のイメージアルバム戦略などのヒットを重ね、地道に実績を積み上げていった。この時期のアニメのサウンドトラックでは『鎧伝サムライトルーパー』『赤い光弾ジリオン』『NG騎士ラムネ&40』などがある。

1990年代後半からは『新世紀エヴァンゲリオン』など数多くの人気アニメの制作に関与、新進気鋭の女性声優を積極的にプロデュースし声優ブームを作り出した。これにより規模は拡大していき、現在ではスターチャイルドレーベルはキングレコードの中核事業となっている。

大月と本部長兼プロデューサーの森山敦らによって推し進められたアイドル声優路線により、林原めぐみ堀江由衣・angelaなどの人気声優やアーティストの曲を多数輩出した。また、『魔法先生ネギま!』の関連CDなどを含めてオリコンウィークリーランキングに初登場ベスト10入りを果たすなど、興業的にも堅調である。

2000年代に入ると、前述のユニットやスポンサーを務めるラジオ番組(アニラジ)の連動企画などを発端として、作品関連の活動を超えて期間限定で独立した活動(単独のラジオ番組やオリジナル曲の発表、ライブなど)を展開するパターンも増えている。近年は『ローレライ』(樋口真嗣監督作品)や『子育てプレイ』、『漂流ネットカフェ』といった実写映画・ドラマ番組なども制作している。

2014年にスターチャイルドから派生する形で宮本純乃介をレーベルヘッドとする新レーベル「EVIL LINE RECORDS」が発足、特撮ももいろクローバーZが移籍した。

2016年2月よりキングレコード第三クリエイティブ本部と統合して「キング アミューズメント クリエイティブ本部」となり、レーベルの消滅と公式サイト「すたちゃまにあ」の順次終了が発表[1]。2017年9月より「キング アミューズメント クリエイティブ」レーベルを使用することになった。

キングレコードとの関係[編集]

同社のサイトの著作権表示は、King Record.Co.,Ltd.となっており、会社組織の運営は全てキングレコードが行っている。

スターチャイルド」の実質的な社名表記は「株式会社キングエンタープライズ」であり、キングレコードの実質上の関連会社で、無論「スターチャイルド=キングレコード=講談社の子会社」という図式なわけである。

同業他社との関係[編集]

上記の通り、講談社を親会社とする音羽グループの構成企業であり、キングレコードの社内アニメ用のレーベルであるスターチャイルドでは講談社の作品のアニメ化などのタイアップが多い(ただし、言われているほど顕著ではない)。講談社とは他社である一ツ橋系(小学館、[[メディアファクトリー(BC内に映像制作機能あり)作品では「まよチキ!」「けんぷファー」など、富士見書房(BC内に映像制作機能なし)では「神様のいない日曜日」、エンターブレイン(BC内に映像制作部門なし)では「ココロコネクト」など、アスキー・メディアワークス(BC内に映像制作機能なし)では「集英社など)やKADOKAWA系の作品<ref]]」「ゴールデンタイム」などがある。なお、アスキー・メディアワークスBCはKADOKAWA統合後、2016年まで自社内他BCでの映像制作は行なっていない。</ref>なのに、「何故アニメはスタチャからリリースなのか?」と言われることもしばしばある。

また、同業他社であるNBCユニバーサル・エンタテインメントジャパン[2]バンダイビジュアル(ランティス)などは良きライバル社であり、共に製作に関わることもある。過去には、スターチャイルドが製作したアニメ作品において、同業種のランティスが音楽を担当し、キングへCDの販売を委託しているものもあった。なお、ランティスの販売委託は2009年3月で終了し、バンダイビジュアルへ変更になっている。また、制作作品で出演者による音楽ユニットを結成させて、主題歌などを制作することも増えつつある。

スタチャ商法への批判[編集]

所属声優をアニメのキャストに起用して主題歌などをタイアップさせる商売優先の手法が、「スタチャ商法」と揶揄されることがある。
中でも、アダルトゲーム「処女はお姉さまに恋してる」をアニメ化した『乙女はお姉さまに恋してる』では、原作(PC版および全年齢対応PS2版)の声優陣を一新して声優ユニット「Aice5」のメンバーを中心としたキャスティングをしたことで、原作のシナリオライターである嵩夜あやが激怒するという事態を引き起こした。

また、アニメ『魔法先生ネギま!』の主題歌「ハッピー☆マテリアル」のような月ごとにリリースする売り方が「ネギま商法」と呼ばれている。(類語として、週ごとにリリースする「倖田商法」がある。)

とはいえ、今ではドラマなどでも主演俳優などとのタイアップをすることもしばしばなので、流行のさきがけといえなくもない。

主な作品[編集]

主な所属アーティスト[編集]

キング アミューズメント クリエイティブ所属アーティスト[編集]

キング アミューズメント クリエイティブに移行しなかったアーティスト[編集]

EVIL LINE RECORDSに移籍したアーティスト[編集]

久米田康治との関連[編集]

さよなら絶望先生スターチャイルドによるアニメ化[編集]

スターチャイルドでは、さよなら絶望先生アニメ版公式ページを運営している。 同作アニメのDVDやサントラも、リリースされている。
いわゆる、講談社の手前味噌的なリリースの仕方に絶望した人も居るとか居ないとか。

また、スターチャイルドは、アニメ「さよなら絶望先生」への対応がシリーズを通してあまりに杜撰であったため、同アニメのwebラジオ番組「さよなら絶望放送」内にてパーソナリティの神谷浩史

スタチャは実は『スタ茶』というお茶屋さんなので、アニメの宣伝が上手でないのは仕方ない

と皮肉を述べている。その後、「スタ茶」ないし「すた茶」という名前は徐々に浸透しつつある。

かってに改蔵スターチャイルドによるアニメ化[編集]

じょしらくスターチャイルドによるアニメ化[編集]

  1. 旧作のサイトは「キング アミューズメント クリエイティブ」公式サイトにアーカイブ保存された。
  2. ジェネオンエンタテインメント(旧パイオニアLDC)がユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパンと合併して、ジェネオン・ユニバーサル・エンタテイメントに統合。2013年に現社名に変更。
  3. BD-BOXはEVIL LINE RECORDSレーベルで発売。
  4. 2016年11月にトムス・ミュージックに移籍。
  5. 「それが声優!」に登場するイヤホンズのライバルユニットとして期間限定復活。