スペランカー

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スペランカー(Spelunker)[編集]

1983年にBrøderbund社より発売されたパソコンゲーム。
日本ではアイレム(現・アピエス)がライセンス販売を行い、1985年12月7日にファミリーコンピュータ版が発売。販売数約40万本のヒット作となった[1]。生産終了後も中古市場では高い人気を維持している。
ちなみに、spelunkerは洞窟探検者を意味するが、どちらかというと「無謀な素人」のニュアンスが強く、熟練者はcaverと呼ばれる[2]


ファミコン版はドット単位のミスでゲームオーバーになる超シビアなゲームとなった。プレイヤーキャラは腰の高さ程度の段差から降りただけでも「高所からの転落死」扱いとされてしまう[3]ため、
その貧弱さの例えとして、久米田作品のみならず「ハヤテのごとく!」や「銀魂」など多くの作品でネタにされている。

なお、アイレムからはアーケードゲームにも移植された。こちらは高所から落ちてもエネルギーが減るだけで済む(当然エネルギーがゼロになるとミスになる)。
同社からの続編には1986年に発売されたアーケード版『スペランカーII 23の鍵』と、1987年に発売されたファミコン版『スペランカーII 勇者への挑戦』があるが、いずれも普通に体力ゲージのある普通のアクションゲームだったためかマイナー作に終わった顛末は、このゲームのネタ度数の高さと魅力が証明された所以ともいえる。

2013年現在、同作品の知的所有権を管理するTozai Gamesが、PS3用リメイク版「みんなでスペランカー」とPS3/PSVITA向け復刻版「スペランカーコレクション」[4]Wii/ニンテンドー3DS向けファミコン版バーチャルコンソールがダウンロード販売されている[5]
また、アーケード版『スペランカー』と『スペランカーII 23の鍵』がアーケード向けゲーム配信システム「Nesica×Live」での配信を行うことが発表された。

派生作品[編集]

アイレムのソフトウェア開発部門を継承したアイレムソフトウェアエンジニアリングのホームページのおまけコンテンツ「ふるさと4コマ小唄」(⇒★)[6]で同社開発スタッフによる4コマ漫画「スペランカー先生」が連載されていた。
ゲーム同様いろんな衝撃を受けると即死するが、残機があれば生き返るという設定。
2011年3月に同作品がフラッシュアニメによりDVD化され、絶望声優の杉田智和が主人公のスペランカー先生を演じる。

久米田康治との関連[編集]

さよなら絶望先生」にて[編集]

127話241話でネタにされている。

アニメ「さよなら絶望先生」にて[編集]

俗・第12話Cパート懺・第08話Cパートでネタにされている。

Webラジオ「さよなら絶望放送」にて[編集]

第29回 、携帯版第24回でネタにされている。
また、PS3版「みんなでスペランカー」とアイレムソフトウェアエンジニアリングの通販サイトで発売された「残機お守り」が第89回でネタにされている。

かってに改蔵」にて[編集]

第124話第221話でネタにされている。

  1. 欧米で同時期に発売されたコモドール64版もファミコン版とほぼ同じ内容だったが、こちらでも「何度死んでも何故かやめられない魅力」と好評を得ていた。
  2. 後日談として、Brøderbund社のゲームデザイナーで原作者のティム・マーティンは当作品の後に会社から独立したが、経営難に悩まされるなど波乱万丈の道を歩んでおり、自身をspelunkerguyと称している。
  3. オリジナル版は身長の数倍までは許容範囲となっており、ファミコン版の落下判定を用いると先に進めなくなるマップデザインも存在する。
  4. ファミコン版スペランカーに加え、原作となるATARI800版とアーケード版2タイトルを収録。
  5. Tozai Gamesに移管する前はアイレムソフトウェアエンジニアリングが配信。
  6. 東日本大震災以降閉鎖中。その後、作者の高は車を含む多くの開発スタッフが別会社に移籍し、ホームページで同様の企画を開始したため、コーナーの再開は絶望的。なお「スペランカー先生」を中心にした「ふるさと4コマ小唄」掲載4コマをまとめた単行本がエンターブレインから発売されている。