担当編集者

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担当編集者[編集]

漫画編集者は、出版社において漫画作品の編集を担当する人のことである。

概要[編集]

編集者と編集実務[編集]

出版社を通して出版される書籍にはほぼ必ず編集者が存在しており、書籍が出版される前段階として著作物の内容に誤りがないようにその内容の修正・註記・改変・削除や文章校正が行われる。
学術書などノンフィクションのジャンルでは、小説などのフィクションにおける編集作業に加えて、科学的な正確性も要求される。
また編集者が、書籍や雑誌などの制作の際に上述のような内容の編集そのものだけでなく、企画から原稿依頼・原稿整理・校正・レイアウト・装幀などの一連の作業を作家と共に参画することを編集実務という。

漫画作品も出版物であるため、必ず編集者が介在する。漫画作品編集者の場合には出版社の社員が編集者となるのが一般的である。漫画単行本編集者の場合には出版元と契約を結んだ編集プロダクションの社員が編集者となることもあるようだ。
なお漫画作品では、一般書籍のような「あとがき」に相当する部分が存在しないことがほとんどであるため、漫画編集者の名前が表記されることは少ない。

漫画作品における編集実務[編集]

上述のように、漫画業界では編集者が編集実務を担当し、漫画家と共に作品を制作していくことが多い。写植を貼ったり、雑誌掲載時の「あおり文」や欄外の「はしら書き」などを考えたりもするのも編集者の仕事である。
編集者は原稿のやりとりをしたり印刷・製本工程に指示を与えるだけではなく、企画立案段階から著者に資料提供や助言を行い、作家とプロットの打合せからネームにアドバイスを加えて改善するなどのプロデューサー的な役務をもこなす職業となっている。

週刊少年漫画誌でこの傾向が最も顕著なのが集英社週刊少年ジャンプで、編集部主導で、アンケート至上主義に基づき読者アンケートで人気のある作品に徹底的に連載を続けさせ、あるいは不人気作品をすぐに打ち切らせる通称「10週打ち切り」手法を推進している。編集者間での競争も激しく、担当作品の人気確保のためにストーリーに介入することも珍しくなく、SFやファンタジーなど当初はさまざまな背景を持って連載がスタートした作品がアンケート至上主義の影響で単純な格闘・バトルマンガ化する傾向がある。
また、小学館週刊少年サンデーにおいても編集者が介入する場合があるようだ。一例として、かつてサンデーにて『金色のガッシュ!!』を連載していた雷句誠は作品の引き伸ばしなどをめぐってサンデー編集部や歴代の担当編集者全員と対立し、さらに原稿紛失問題などが重なったため、小学館に訴訟を起こし編集者を実名で非難するなど問題がこじれることになった(詳細は小学館#小学館原稿紛失訴訟の項目を参照)。
2014年には『アラタカンガタリ~革神語~』を連載している渡瀬悠宇が、連載初期の担当編集に当初のプロットを無視され、支離滅裂な設定を盛り込まれたうえに理不尽な要求を受け続けて病み、納得の行くものが描けなかった[1]ことを明かしている(⇒★>http)。

久米田作品における担当編集者[編集]

漫画家になる以前は編集者志望だったという久米田先生は雑誌インタビューにて歴代の編集者との関係に関して、「少なくとも僕は担当者とは仲よかったですよ。」と語っており(宝島社『このマンガがすごいSIDE-B』久米田康治ロングインタビューより)、かってに改蔵新装版第7巻の巻末企画でもその仲の良さが伺われる。

週刊少年サンデー時代の担当編集者[編集]

・武者正昭
久米田先生週刊少年サンデーに招いた人物。また、藤田和日郎をはじめとした多くの作家を育てた。主な担当作品に『うしおととら』『海猿』など。

フラワーズ、チーズ編集長、第1コミック局プロデューサーを経て現第4コミック局エキスパートプロデューサー兼コミック企画室。またマンガワンにも携わっている。

行け!!南国アイスホッケー部担当[編集]

・福本和紀
担当期間は歴代最長記録で強面。久米田先生と同世代。ヤングサンデー、週刊少年サンデー副編集長を経て現コミック営業二課課長。

育ってダーリン!!担当[編集]

・鈴木翼
休載を経て復帰後の本作の担当をしていた。詳細は後述。
・福本和紀
由田の異動に伴い担当に復帰した。
・由田和人
本作の初代担当だが、担当期間が短く、ヤングサンデーへの異動のため担当を外れた。

2016年よりビッグコミック編集長。

太陽の戦士ポカポカ担当[編集]

・福本和紀
本作の連載担当。1997年7月にビッグコミックスピリッツに異動したため、担当を外れた。
・坪内崇
前任の福本の異動に伴い、1997年7月に担当に就任。最終巻のコミックスの編集担当をしていた。

かってに改蔵担当[編集]

・坪内崇
かってに改蔵』の初代担当。久米田先生の元アシスタントである畑健二郎先生の担当でもあったほか、『銀の匙 Silver Spoon』を連載する荒川弘の担当にも就いていた。

かってに改蔵』のメインキャラクターである坪内地丹の名字の由来は、当時編集担当だった坪内氏から採られたものである。週刊少年サンデー副編集長を経て、2015年7月にビッグコミックスピリッツ編集部へ異動。編集長代理を経て2016年5月からビッグコミックスピリッツ編集長。

・鳥光裕
かってに改蔵』の二代目担当。過去には「名探偵コナン」や「犬夜叉」や「MAJOR」なども担当していた。作中でも度々名前が登場している。副編集長を経て2012年から2015年までサンデー編集長だった。現ゲッサン編集長。
・阿部慶輔
かってに改蔵』の三代目担当。もとソフトバンク出版部社員で、作中でも何度か名前が登場している(第183話では家が欠陥住宅だったことがネタにされている)。後にコロコロコミックの編集部へ異動し、『スーパーマリオくん』等を担当。現在は書籍宣伝課。
・鈴木翼
かってに改蔵』の四代目担当。週刊ヤングサンデー編集部への異動に伴い担当を外れたが、2005年にサンデーに復帰。現サンデー編集部デスク。
・熊谷崇
かってに改蔵』の五代目担当。畑健二郎先生の担当として長らく『ハヤテのごとく!』の担当をしていた。他に『アラタカンガタリ~革神語~』などを担当。現ビッグコミックスピリッツ編集部副編集長。
・武藤心平
かってに改蔵』の六代目担当。『かってに改蔵』本編にも度々登場した。初登場は第239話。『かってに改蔵 公式ファンブック かってに研究しやがれBOOK』では久米田先生による太宰治なりきり撮影を企画した。現児童・学習編集局教育企画室主任。

なお、出版社が変わった次作品『さよなら絶望先生』においても39話で腹話術人形「ムトウ君」として登場している。

・三上信一
2010年に久米田先生の画業20周年事業として再編された『かってに改蔵新装版』を担当している。

なお、三上氏は2004年の『かってに改蔵』打ち切り決定当時のサンデー編集長だった。現在は第4コミック局プロデューサーの傍ら、マンガワン事業室の室長を務める。

週刊ヤングサンデー時代の担当編集者[編集]

ルートパラダイス担当[編集]

週刊少年マガジン担当編集者[編集]

さよなら絶望先生担当[編集]

・[連載開始から2008年6月まで担当、その後なかよし 竹田哲也

]編集部に異動となった。詳細は本人の項目を参照。

・[2008年6月から2012年6月まで担当。週刊少年マガジン 三浦敏宏

]副編集長。詳細は本人の項目を参照。

・平林杏子
2008年から2010年に掛けて三浦敏宏氏の下で担当をしていた女性編集者。

引継ぎに手こずったのか、就任初期によくミスを頻発していた。

・吉本雅和
2010年6月から担当。年齢は30代半ば。妻帯者。

マガジン編集部内では中堅に位置し、これまで『RAVE』『スクールランブル』などを担当。
さらに『エデンの鑑』では同名のキャラが登場。
特に『スクールランブル』ではOVAの製作プロデューサーや声優を経験した。
就任早々、膝を痛めたらしい(第二二集紙ブログより)。
久米田先生が就職試験に落ちた編集プロダクションに所属(第二三集紙ブログより)。
別マガ編集者ブログ>httpではY本名義で毎週金曜に記事を書いている。
歴史にとんでもなく詳しい・博学・小太り・別マガのお目付け役・酒を飲み、酒に飲まれる
食通で、料理も上手・おっぱいが好き、などを上記ブログ内で別マガ班長に暴露された。
他に『エア・ギア』『さんかれあ』『ネギほ(幼)文』『マママ』の担当も兼任。
玉突き人事により急遽担当を外れたらしい(第二四集紙ブログより)。

・鈴木綾一

吉本氏の代わりに配属された男性編集者。小学館時代から数えて三人目の鈴木さん(『じょしらく』担当の鈴木氏と同一人物)。
行け!!南国アイスホッケー部』時代からの久米田先生のファンで、『さよなら絶望先生』も入社前から大好きだったとのこと。(⇒★>https★>http
裏地の派手な服、ドスの効いた声など「闇金ウシジマくん」のような風貌らしい(第二四集紙ブログより)。
離婚する際、「ネタになると思って」という理由で久米田先生に保証人を依頼してきた(第二七集紙ブログより)。
離婚後、スイーツやホットヨガにハマるなど女子化し「ジョシジマくん」にクラスチェンジ。痔を患っている模様(第二九集紙ブログより)。
さよなら絶望先生』の最後の担当者として、最終回の引導、もとい校了を行った。(⇒★>http
ジョシジマくんの女子化は、久米田先生が鈴木氏お気に入りのお店のお菓子を差し入れすると今度行きたかったのにとガッカリされたり、はちみつに凝るようになるなど歯止めがかかっていない模様。(第三十集紙ブログより)
なお、紙ブログでネタにされたことについて鈴木氏は、担当編集として認められた証で嬉しかったという旨をTwitterで語っている。(⇒★>https
また、久米田先生とは生前葬の準備の際に初対面している。(⇒★>https


鈴木氏は自ら絶望先生の6代目担当と言っているため、上記5名の他にもう一人担当者がいたと思われる。(⇒★>https

せっかち伯爵と時間どろぼう担当およびくめたん(久米田康治先生担当編集)[編集]

・鈴木綾一

さよなら絶望先生」「じょしらく」に続き編集担当。
弐代目担当として運営していたじょしらく公式Twitter(josiraku_tantou)を、新連載開始に伴いアカウントを変更(kume_tantou)
2014年5月30日をもってTwitterの中の人を卒業した。(Twitterは6月5日より弐代目に引き継がれた。)
ヤングマガジン編集部に異動した。

・平野君

せっかち伯爵と時間どろぼう』からの新担当。フルネームは平野リョウタ。[2]
一巻の巻末にて、ロン毛であることが明かされている。
『ちょっと盛りました。』の担当も兼任していた。
モーニング編集部に異動した。

・Z氏

上記2名に代わる新担当。

・I氏
同上。この2人が最後のせかどろ担当と思われる。
・鈴木綾一

せっかち伯爵と時間どろぼう」連載終了に伴いアカウント名を変更し、くめたん(久米田康治先生担当編集)としてTwitter担当として復活。(kume_tantou)
鈴木氏は講談社ヤングマガジン編集部所属。現在の講談社編集担当に該当すると思われる。(2015年6月)
久米田作品と久米田先生の動向等についてつぶやくアカウントにするとのこと。


別冊少年マガジン担当編集者[編集]

じょしらく担当[編集]

三浦敏宏
詳細は本人の項目を参照。

2012年6月にヤングマガジン編集部に異動(三十五日目より)。
担当交代に際して、引き継いだ鈴木氏より死んだことにされ(⇒★>https★>https★>https)、アニメ公式Twitterにまで悪ノリ(⇒★>https)されている。

・塩田将也

20代の男性編集者。
別マガ編集者ブログ>httpではS田名義で毎週木曜に記事を書いている。
他に『惡の華』『無重力コミュニケイション』『カオスウィザード』の担当も兼任。
2012年現在、入社6年目。
別マガ班長曰く、すごく滑舌が悪い・性的に濃厚民族・おしゃれ・音楽に詳しい
豊真将関に似ている・なぜか作家に好かれる・友達も多い・うなぎが好き、など。
2012年6月にイブニング編集部に異動(三十五日目より)。

・N澤

単行本の担当編集者。
三浦・塩田両氏の異動と同時期に担当から外れる。

・鈴木綾一

名古屋出身。別マガ編集者ブログ>httpではスズキ名義で毎週木曜[3]に記事を書いている。
他に『ミヤジマがお知らせします』『カウントラブル』『神さまの言うとおり』を担当。
『じょしらく』の担当2名が2012年7月に同時異動してしまったことから後任担当となり、じょしらく担当Twitterを乗っ取って弐代目担当[4]を襲名した。(⇒★>https★>https
アニメの収録現場に差し入れを持って行きたいが、収録時間が朝10時と早く、お気に入りのスイーツ店が開いていないため差し入れに行けていない。前日購入や別の店での購入は「女子は喜ばない」ため、ジョシジマくん的にNG行為とのこと。(第三十集紙ブログより)
じょしらくのアニメ化に際しては脚本会議から参加している。(⇒★>https
久米田先生からスイーツのレシピ本2冊が自宅に届き、中々連絡がつきにくい先生からのプレゼントと暗号メールに幸せを感じる。久米田先生による調教は順調に進んでいる模様。(⇒★>https★>http
将棋ファンで、将棋のタイトル戦や電王戦(対コンピュータ戦)に関する話題を何故かじょしらく担当Twitterにてつぶやいている。また、編集部のデスクには将棋の定跡本が置いてあるらしい。(⇒★>http
四十八日目では女子力の高さから生まれる性別を間違えたと評されている。

・中田素博

別マガ編集者ブログ>httpでは(な)名義で毎週日曜に記事を書いていた。
三浦・塩田両氏の異動に伴い鈴木氏と共にじょしらくの担当になる。
校了担当で、各話の落語の演目を捩ったサブタイトルを決めている。
別マガでは『一路平安!』、週マガでは『エリアの騎士』を担当。
歴代担当者の三浦・塩田・中田・鈴木の4人は、アニメ『じょしらく』のスタッフクレジットに企画協力として週マガ編集長(当時)の森田浩章と連名で載っている。
鈴木氏からは「隠密担当N氏」と表現されている。(⇒★>https

・M岡

単行本の担当編集者。
三浦・塩田・N澤氏のじょしらく担当全取っ替えに伴い、鈴木・中田氏とともに新たに担当として加わる。

月刊少年マガジンの担当編集者[編集]

その他の担当者[編集]

・久持正士
グラフィックデザイン事務所・ハイヴ所属のデザイナー。『さよなら絶望先生』、『じょしらく』『せっかち伯爵と時間どろぼう』の単行本カバーやグッズなどのデザインを担当。

他の週刊少年マガジン、アフタヌーン、モーニング、イブニング掲載作品のほか、他社作品の装丁も広く担当している。

・土橋聖子
ハイヴ所属のデザイナー。講談社コミックの装丁を担当。久持氏と連名の仕事が多い。
・金子歩未
ハイヴ所属のデザイナー。『せっかち伯爵と時間どろぼう』から単行本装丁に携わる。

ハイヴ装丁歴→hive&co.,lid>http

  1. そのため同作品を連載中にも関わらず、2013年より大幅に加筆修正したリマスター版の刊行が開始された。
  2. 三巻のおまけ漫画で判明。ただし「ヒラノリョウタ」の表記のため正式な表記は不明。
  3. 2012年7月初頭までは毎週土曜だった。
  4. じょしらくキャストがドラマCDからアニメ化に際して4人変更され、アニメキャストの記者会見にてアニメ版声優が2代目襲名として扱われたことになぞらえている。