特に負けても構わない戦いがそこにはある〜サレジオ落穂によろしく(仮題)〜

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特に負けても構わない戦いがそこにはある
〜サレジオ落穂によろしく(仮題)〜
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週刊ヤングサンデー2005年27号に掲載。

週刊ヤングサンデー1000号突破記念として掲載された読み切り作品の第五弾。
タイトルはテレビ朝日のサッカー中継のキャッチフレーズ「絶対に負けられない戦いがそこにはある」から。

さよなら絶望先生開始と同時期に掲載されたことで、久米田康治先生と小学館との確執による「『かってに改蔵』打ち切り説」を否定する形となった作品ともいえる。
かってに改蔵新装版第3巻に収録。

ストーリー[編集]

主人公の美蘭が父の死に際に、父が経営しているサッカーチームを託される。
サッカーチームを託された美蘭は父に代わってチームのオーナーとなる。
チームが昔Jリーグの名門だったと聞きJリーグ復帰を目指す。

内容[編集]

サッカーネタや当時の時事ネタが含まれており、サッカーを使ったブラックユーモアによって話が進んでいく。

P3[編集]

6コマ目[編集]

美蘭「J2・・・ですか?」[編集]

7コマ目[編集]

美蘭「まさかJ1?」[編集]

P5[編集]

3コマ目[編集]

選手「闘莉王とか・・・ 三都主とか・・・」[編集]

6コマ目[編集]

背景「呂比須 ロペス」[編集]

P6[編集]

5コマ目[編集]

日本代表選手「ナカザワ」[編集]

中澤佑二選手のこと。

8コマ目[編集]

選手「ミヤモトのことか!!」[編集]

9コマ目[編集]

美蘭「ツネ様?」[編集]

P7[編集]

5コマ目[編集]

おばさん「引っ越し引っ越し!! たいへんなことになるぞー。」[編集]

引っ越しおばさん。

6コマ目[編集]

美蘭「載ってる頃にはめちゃめちゃ風化してそうなネタ。」
選手「つらいこと言うなよぉ。」
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7コマ目[編集]

背景「西荻窪→西戸→亀戸」[編集]

P8[編集]

7コマ目[編集]

監督「我々のチームには・・・ マリーシアが足りないのだ!!」[編集]

マリーシア(malicia)とは、フットボールにおいて、狡賢いプレーを指す言葉。

具体的には、試合に勝っている時の時間稼ぎとしての、セットプレーの開始に時間をかけたり、選手交代にわざと歩いて帰ったり、セットプレーの開始を急いでいる相手になかなかボールを渡さなかったり、などである。

また、接触プレーで実際には痛くないのに痛がったり、足を引っ掛けられたりしていないのに、わざと倒れて相手の反則を取るなどである。

しかしこれらは、あまりに露骨にやれば、遅延行為やシミュレーションと見なされ、警告を受けたり、悪質な場合にはイエローやレッドカードになる。

ただ、マリーシアを上記のような、『ルールの裏をかく』という反スポーツ的な意味合いで使うのは日本だけで、本来は戦術的意味合いが強く、『駆引きを行い試合を優位に運ぶ』と言う意味で使用する。

かってに改蔵第51話でも取り上げられている。

P9[編集]

5コマ目[編集]

背景「頼まれ買い物で・・・ 自分のポイントを貯める。」[編集]

7コマ目[編集]

背景「一人三千五百円のところを・・・ 一人四千円・・・差額着服。」[編集]

P10[編集]

1コマ目[編集]

美蘭「ないことないわよ。」[編集]

恋がたきに無限ファックスを送る[編集]

恋がたきのアイコラをネットで流す[編集]

恋がたきの誹謗中傷のビラをまく[編集]

恋がたきの郵便受けにネコの●体を[編集]

P11[編集]

1コマ目[編集]

選手1「無観客試合だってよ」
選手2「だってな」
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ワールドカップ・ドイツ大会のアジア最終予選、北朝鮮vs日本の試合のことを指していると思われる。

この試合は、タイのバンコクにおいて無観客試合で行われた。これは、事前に行われた北朝鮮vsイランの試合において北朝鮮のサポーターが暴徒と化したためである。FIFAの判断により、安全性を考慮してこのような形での試合となった。

余談だが、この日は無観客試合にもかかわらず、スタジアムの外から日本を応援している人もいたようである。。 なお、この試合に日本は勝利し、3大会連続のワールドカップ出場を決めた。

7コマ目[編集]

観客[編集]

将軍様。 日本の対戦相手が北朝鮮であったことから。

8コマ目[編集]

選手2「将軍様だ。」
選手1「将軍様か。」
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日本の対戦相手が北朝鮮であったことから。

P12[編集]

2コマ目[編集]

美蘭「父が好きだったACミランからきているのよ。」[編集]

ACミランは、イタリアプロサッカーリーグ1部(セリエA)に属するサッカークラブ。ミラノを本拠地とし、リーグ優勝18回、UEFAチャンピオンズリーグ優勝7回を誇る名門である。赤と黒(ロッソ・ネロ)のユニフォームがシンボルとなっている。同じミラノを本拠地とするインテルミラノとは激しいライバル関係にある。

巻末コメント[編集]

「写真集を見て、今まで生きてきた中で一番がっかりしました。誰かは言えません。」[編集]