2話『帰ってきた絶望先生』

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2話『帰ってきた絶望先生』(かえってきたぜつぼうせんせい)[編集]

第1話が掲載された号が週刊少年マガジンの22・23合併号だったこともあり、2話同時掲載だった。 その1話が『さよなら絶望先生』であることから『ドラえもん』コミックス第6巻掲載の「さようならドラえもん」に合わせ、第7巻掲載の「帰ってきたドラえもん」が元ネタであると推測される。
久米田作品ではこれと同じ引用例として、『かってに改蔵』第20巻の『さようなら山田さん』と、第21巻の『帰ってきた山田さん』がある。

作品情報[編集]

2005年4月27日発売、週刊少年マガジン22・23合併号に掲載。


P20(単行本時追加ページ)[編集]

扉絵[編集]

切り絵は新井智恵。背景は桜と学校。 外枠と四隅は特になし。

P21[編集]

2コマ目[編集]

糸色望「恥の多い生涯を送ってきました」[編集]

太宰治人間失格』第一の手記冒頭より。

張紙「紅色エレ」[編集]

林静一の漫画「赤色エレジー」(月刊漫画ガロ 1970)。このマンガの影響を受け、1972年、あがた森魚がシングル「赤色エレジー」発表。

段ボール箱「未成年の主張ビデオ」[編集]

未成年の主張
TBSテレビ系「学校へ行こう!」の人気コーナーの一つ。番組が全国各地の学校を回り、出演した学生が様々なエピソードや言いたい事を屋上から校庭の全校生徒に向かって叫ぶという趣旨。

学校の屋上で生徒が思いのたけを叫び、V6メンバーの2人が見守る。BGMにはカーペンターズの楽曲を使用(コーナーオープニングは『Top of the World』、コーナーエンディングは「Yesterday once more」)。毎回のように、愛の告白があった。 ちなみにコーナー名「未成年の主張」は、「NHK青春の主張コンクール」のパロディ。同コンクールは1956年から1989年まで、満20歳を迎える視聴者を対象にテーマに沿った“主張”を成人の日に発表してもらうという番組であった。

6コマ目[編集]

テレビ画面「カラー」[編集]

日本でテレビのカラー放送が始まった1960年から全てのテレビ放送の完全カラー化が実現するまでの1970代前半頃までの間は放送形式もテレビ普及も白黒とカラーの混在状態であったため、カラー放送では画面隅に「カラー」の表示がされていた時期がある。
そのため初期に発売されたカラーテレビには白黒とカラーの切り替えスイッチがついていた機種もあり、1988年に東芝が発売したレトロデザインのテレビ「18RF-1型」にも画面をモノクロとセピア色に変換できるスイッチを見た家電マニアは驚愕したという。

P22[編集]

1コマ目[編集]

東北楽天ゴールデンイーグルスのシンボルマーク[編集]

山下大輔元ヘッドコーチは毛の無いスキンヘッド。
2003年~2004年には横浜ベイスターズの監督を勤め、「ピッチャーデニー」「レフトとライトを交代」などの珍采配で知られる。また、2ちゃんねる内では大ちゃんAAとして有名。

8コマ目[編集]

「快楽天」[編集]

ワニマガジン社発行のエロ漫画誌。 いろんな毛が出てきます。

P23[編集]

1コマ目[編集]

糸色望「今朝も中央線が止まりましたね」[編集]

JR東日本・中央線。 首都圏では架線トラブルや事故ですぐ止まることで有名な路線。 特に人身事故の多さでも知られている。沿線の某駅の踏み切りの音が飛び込みを誘発するという都市伝説がある。

P25[編集]

4コマ目[編集]

臼井影郎登場。[編集]

まだ設定自体が誕生していないのか、そこまで影が薄くなく、髪も多い

田中一郎登場。[編集]

P26[編集]

7コマ目[編集]

萠々木アニメーション学院[編集]

代々木アニメーション学院のパロディ。「萠(くさかんむりに朋)」は「萌」の俗字で、意味は同じ。
アニメ関係で外すことのできないところ。近年のアニメに、学校でありながらも多く関わっている。

名前欄「鈴木その*」。[編集]

9コマ目に登場する人物の名前であるが、コミックでは「鈴木その」までしか名前がわからなかった。アニメの名簿により「鈴木その公」であることが判明した。
美容研究家の『鈴木その子』から。

9コマ目[編集]

鈴木その公登場。[編集]

10コマ目[編集]

一部は時節柄及び作者の意向で、マガジン掲載時と単行本収録時とでは若干の変更がある。

ジーコ / 第一希望 4-4-2機能 / 第二希望 3-5-2機能 / 第三希望 2-3-2-3機能 欄外(オレは7-8-3-6-4がいいと思うけどジーコはどうかな)[編集]

アルツール・アンツーネス・コインブラ(通称ジーコ) サッカー日本代表監督 2-3-2-3は、ジーコの髪の毛の薄さから。欄外は、「なやみむよう」(※リーブ21のキャッチコピー)と読める。

ホリエ / 第一希望 フヂテレビ買収 / 第二希望 フェニックス / 第三希望 フヂテレビ女子アナとの合コン(マガジン掲載時)[編集]

ホリエ IT企業ライブドア堀江貴文社長(当時)。 2005年2月にフジサンケイグループのラジオ局・ニッポン放送の株を大量取得し、いずれはフジテレビの買収にも乗り出すのではないかと話題になった(同年4月に和解)。 2004年にはオリックスと近鉄の合併による球団再編問題の際には近鉄買収に名乗りを上げ、新チームの球団名は「仙台ライブドアフェニックス」を予定していた(後の審査では楽天の参入が決定した)。 (↓単行本収録時の項は以下に)

杉田 / 第一希望 セレブ / 第二希望 セフレ / 第三希望 セガレ(単行本)[編集]

杉田かおる  「結婚できない女」として有名だったが、2004年にIT企業社長鮎川純太氏と結婚。一躍セレブに。が、半年で破局。 (単行本収録時の加筆修正)

フットボ / 第一希望 ディープキス / 第二希望 フレンチキス / 第三希望 投げキッス(マガジン掲載時)[編集]

フットボールアワー フットボールアワーの岩尾望は、番組ロケ中に素人女性にキスを迫り、 相手女性から抗議を受け結果番組が打ち切りになった。 (↓単行本収録時の項は以下に)

真中 / 第一希望 いちごパンツとの / 第二希望 巨乳との恋 / 第三希望 年下との恋[編集]

週刊少年ジャンプで連載していた『いちご100%』の真中。 いちごパンツは「西野つかさ」「東城綾」、巨乳は「北大路さつき」、年下は「南戸唯」となる。 一応東西南北で名前を固めている。 (単行本収録時に修正・加筆している点から、久米田先生のこだわりの強さが伺える。)

いらぶ / 第一希望 メジャー復帰 / 第二希望 現役続行 / 第三希望 引退セレモニー[編集]

伊良部秀輝 元プロ野球選手。投手。1996年に渡米してヤンキース入団。2003年に帰国して阪神入団。2004年、怪我により戦績を挙げられず、阪神から違約金をもらう事によりオフシーズン中に引退することになる。 引退セレモニーは行われていない。2011年7月にアメリカで死亡。

ダルビッシュ / 第一希望 タバコ / 第二希望 パチンコ / 第三希望 女[編集]

ダルビッシュ有
北海道日本ハムファイターズ投手(当時)。東北高校在学中に、喫煙で二度報道されている。またパチンコ店に入っているところを週刊誌に報道されている。そしてバレンタインデーである2月14日に会見に遅刻している。

*やたえ / 第一希望 VIPルーム / 第二希望 上位 / 第三希望 [編集]

里谷多英 女子モーグル日本代表選手。2005年3月、とあるクラブでカナダ人男性らと酒に酔ってVIPルームに無断侵入。とあるスポーツ新聞に「騎乗位で」と書かれる。

よしずみ / 第一希望 父越え / 第二希望 叔父越え / 第三希望 兄越え[編集]

俳優の石原良純 石原家の人々の一員。父に「都知事・石原慎太郎」、叔父に「名優・石原裕次郎」、兄に「代議士・石原伸晃」を持つ。本人も気象予報士としての資格を持っているが、すっかり普通のタレントとして活動している。

民党 / 第一希望 年金 / 第二希望 竹島 / 第三希望 諸島[編集]

自民党

年金
年金問題。現状のままでは数十年後に年金が支払われなくなるのでは、と危惧視されている。
竹島
島根県隠岐諸島の北、北緯37度15分、東経131度52分の日本海にある島。日本、韓国、北朝鮮が領有を主張している。竹島問題は江戸時代の1612年から問題が持ち上がっているため、簡単には解決できない。
尖閣諸島
沖縄県八重山諸島の北の東シナ海にある諸島。1971年に資源の可能性が確認された途端、中国側が一方的に領土を主張し始めた。ちなみに1970年の中国の教科書では、日本領土となっていて、1971年の教科書には中国領土に突然変更されている。
もちろん、これは中国側の一方的な見解であり、1919年の公式文書では中国は日本領土として認めていた。

●●●● / 第一希望 完成原稿 / 第二希望 下書き / 第三希望 ふきだしのみ[編集]

漫画家冨樫義博 アシスタントをほとんど使わずに描いているため、週刊ペースでは間に合わなくなり、休載が多いことで有名。 また作品も、無理矢理週刊誌に載せているため、下書き同然の状態で掲載されることが多い。

…… / 第一希望 / 第二希望 / 第三希望 小学館漫画賞[編集]

本作品最初の久米田先生の自虐ネタ。アウェーになってもまだ狙っているようです。絶望的なようですが・・・ (2005年4月現在)。

P27[編集]

3コマ目[編集]

額縁「和日」[編集]

漫画家の「藤田和日郎」先生。1話に続き登場。

P28[編集]

1コマ目[編集]

夜まわり先生[編集]

水谷修の小説『夜回り先生』。

ホワイトボード「サンデー」[編集]

週刊少年サンデー 毎週水曜日発売。 もともと久米田先生は週刊少年サンデーの作家だった。 『さよなら絶望先生』からは週刊少年マガジン連載。

貼り紙「なるべく禁煙」[編集]

近年は学校等教育機関でも喫煙の際に出る副流煙などが生徒や非喫煙の教員に対する健康への影響などが注目されてきており、分煙及び禁煙対策が望まれている。また、未成年者の喫煙開始の防止と喫煙習慣化を防止する防煙対策の推進もより重要性を増してきている。
平成11年に富山県で行われた調査では、職員室での喫煙規制を行っている学校は、322校(89.4%)であり、高等学校、特殊教育諸学校では、回答校全校において喫煙規制がなされていた。 職員室の喫煙規制については、喫煙コーナーの設置が130校(40.4%)と最も多く、次いで、喫煙自粛が122校(37.9%)となっていた。

甚六先生登場。[編集]

3コマ目[編集]

青木 / 第一希望 イエローキャ / 第二希望 ポリプロ / 第三希望 パロプロ[編集]

青木さやか ワタナベエンターテイメント所属。イエローキャブは巨乳専門のため、ホリプロは清純派アイドルのため、ハロプロは年齢的に。青木さやかには絶望的なところばかり。 ホリプロは芸人部門だったら大丈夫そうですけれどね。

井 / 第一希望 NASA / 第二希望 種ヶ島 / 第三希望 神?[編集]

向井千秋 日本人女性初の宇宙飛行士。NASAはアメリカ航空宇宙局。種ヶ島は種子島宇宙センター。第三希望は中国の有人ロケット「神舟」のことだと思われる。

7コマ目[編集]

可符香 / 第一希望 神 / 第二希望 未来人 / 第三希望 ポロロッカ星人[編集]

風浦可符香 ポロロッカは、アマゾン川で起こるの逆流現象のこと(当該項目参照)。ポロロッカ星人のイラストは、ヤングガンガンに掲載された『いいがかり姉さん』の「ホリえもん」と同一。

P29(単行本時追加ページ)[編集]

「風浦可符香」紹介[編集]

出席簿「2のへ組」
出席番号14番 風浦可符香(P.N) 超ポジティブ少女

※第2刷以降の版では、出席番号は15番と修正されている。第1刷だけの誤植か? 

2005・04・27
日付は週刊少年マガジンに掲載された号の発売日

義務[編集]

今話の常月まとい[編集]

P23の2コマ目[編集]

P25の2コマ目[編集]

かゆいところ[編集]


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  • 可符香の絶望調査の名前にしっぽがあるよ -- &new{2014-12-24 (水) 15:14:45};
  • あびるちゃんだっのかな -- &new{2015-08-16 (日) 13:59:56};
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