225話『清兵衛が瓢箪で瓢箪が清兵衛』

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225話『清兵衛が瓢箪で瓢箪が清兵衛』(せいべえがひょうたんでひょうたんがせいべえ)[編集]

タイトルは志賀直哉の短編小説『清兵衛と瓢箪』、山中恒の児童文学『おれがあいつであいつがおれで』より。
後者は1982年、2007年公開の映画「転校生」の原作でもある。

作品情報[編集]

2010年6月2日発売、週刊少年マガジン27号に掲載。

欄外(雑誌掲載時のみ)[編集]

これも進化の一形態―[編集]

P62(単行本追加ページ)[編集]

扉絵[編集]

トランプのカード(ハートのQ)をモチーフに、告訴状を持つ木村カエレ
上下反転させると木村楓が出てくる。
告訴状を良く見ると、皇帝ペンギンが浮かんで見える。

P63[編集]

2コマ目[編集]

時計のムーンフェイズの顔[編集]

中世アラビアの占星術での月のシンボル。真ん中分けの髪型が特徴。(参考⇒★>http

3コマ目[編集]

プレート「二のへ」[編集]

当作品における、2のへ組留年の表示。

P64[編集]

P65[編集]

1コマ目[編集]

プレート「SC室」[編集]

スクールカウンセラー(school counselor)と、下記のカプグラ症状が報告されやすい統合失調症(Schizophrenia)の略称を掛けている?

新井智恵「カプグラ症状」[編集]

家族、恋人、親友が瓜二つの替え玉に替わっているという妄想を抱いてしまう精神疾患の一種。偽物だと思い込む対象は無生物の例もある。以前は稀な症状であると思われていたが、今ではそれほど珍しい物でないことが分かっている。1923年にフランスの精神科医ジョセフ・カプグラらによって報告され、名称もそこに由来している。

2コマ目[編集]

新井智恵「あるいはソジーの錯覚なんて言われ方もします」[編集]

上述のカプグラ症状の別称。「L'illusion des sosies(替え玉の幻想、錯覚)」に由来する。

張り紙「鳩トリック」[編集]

ハットトリックと鳩のもじり。

サッカーネタはワールドカップ南アフリカ大会の開幕が近いことからでしょうか。

8コマ目[編集]

看板「ダ・パン・プ」[編集]

ダンスユニット「DA PUMP(ダパンプ)」のこと。
1997年に4人組でデビュー。2006、2008、2009年に初期メンバーが1名づつ脱退、2009年に7名が新加入と、メンバー構成は結成当時から大きく変わっている。

看板「ソフィ屋」[編集]

日本のロックバンド「SOPHIA」のことか。

P66[編集]

1コマ目[編集]

看板の張り紙「和定食若」[編集]

倒産した「ちゃんこダイニング 若」のこと。
元横綱・若乃花の花田勝が引退後の2000年12月に日本相撲協会を退職して起業した「ドリームアーク社」の飲食店。若乃花のネームバリューを武器に、最盛期には国内外に29店舗を展開するなど事業を拡大させていたが、なべ料理店という営業形態から夏場の来店客減少など低迷が続き、2010年5月に倒産した。
なお、花田勝氏は2008年末に代表取締役会長を退任しており、すでに経営には関与していなかったという。

元の看板「焼きたてナン カレーの店 イン」
張り紙「ナン・カレーありません」
糸色望「こないだまでカレー屋さんだったのに 外観そのままで定食屋になっている」
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元がカレー屋(インド料理屋)の看板。
看板の模様は、インド国旗の横三色(サフラン・白・緑)と、タージ・マハルのドーム(玉ねぎ型)。


ちなみに、日本人が普段食べている「カレー(カレーライス)」は、日本の米飯に合わせるために小麦粉が加えられた日本独特のものである。これは、フランス料理などでとろみスープを作るために小麦粉を油で炒める「ルウ」にカレー粉を加えて即席カレールウとしたもので、大正末期に登場して以来、米飯との相性の良さから日本のカレー調理法の主流となっている。

3コマ目[編集]

[[糸色望「中身が入れ替わっている!」<br /]]「それ居抜きっていうんですよ」[編集]

不動産業界では、家具や設備がついたままで物件を売買したり賃貸借することを居抜きという。
多くは飲食店や旅館等、営業用の設備や装飾品など価値のあるものがそのまま利用可能な場合にそれらと一括して売買が行われている。

6コマ目[編集]

糸色望「イカの中身が ご飯に入れ替わっている!」[編集]

北海道・道南の郷土料理である「いか飯」のこと。
函館本線・森駅の駅弁「いかめし」が特に有名で、全国のデパートで行われる駅弁大会では売り上げ個数で必ず上位になる(ほとんど売り上げ1位になることが多い)定番商品でもある。

8コマ目[編集]

幟「ハリウッド ドラゴ」
看板「レンタル」
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ハリウッドで製作された映画「DRAGONBALL EVOLUTION」のこと。
DRAGON BALL」の名こそ冠しているものの、内容は同名の原作やアニメとはまったくの別物となっており、その出来栄えに関しては、原作者の鳥山明でさえ

脚本やキャラクター造りは原作者としては『え?』って感じはありますが、
監督さんや俳優の皆さん、スタッフなど、現場は超優秀な人達ばかりです。
ボクやファンの皆さんは別次元の『新ドラゴンボール』として鑑賞するのが正解かもしれません。

とコメントしたほど。
日本・中国・香港・アメリカなどで公開されたが、先行封切りとなった日本国内ではその内容が明らかになるとともに客足が遠のき、上映打ち切りとなる映画館も出てしまうなど低迷、アメリカでもこの余波を受けプロモーションが縮小されるなど成績不振のまま終わった。


後にPSPでゲーム化もされたが、こちらもさっぱり売れなかった[1]のは言うまでもない。

看板「本」
幟「ガンガン」
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スクウェアエニックス発行の漫画雑誌「少年ガンガン」、もしくは「ヤングガンガン」か。
少年ガンガンは、現在連載中の作品では最も長期連載されている荒川弘の漫画「鋼の錬金術師」が6月11日発売予定の7月号で最終回を迎えることが発表され、インターネットニュースなどで取り上げられている。

幟「水戸」[編集]

TBS系列で放送されているテレビ時代劇「水戸黄門」のこと。
2010年4月から放映の41部をもって、佐々木助三郎(助さん)、渥美格之進(格さん)役の交代と、番組の顔であった由美かおるの卒業が発表された。
42部からは佐々木助三郎を東幹久、渥美格之進を的場浩司がそれぞれ演じ、由美かおるが演じた疾風のお娟に変わるキャラクターとして雛形あきこ演じる楓が登場することになっている。

看板「野屋」[編集]

吉野家のことか?

9コマ目[編集]

テレビ画面の男性「ガキは黙ってろ」[編集]

青山剛昌の漫画・アニメ『名探偵コナン』の登場人物である毛利小五郎。
同じ画面内に見える頭の髪型は、毛利小五郎の娘でヒロインの毛利蘭。

テレビ「ナシヨナル」[編集]

パナソニックが松下電器時代に使われた白物家電のブランド「ナショナル」のこと。
前述の「水戸黄門」は、1969年の放送開始時よりTBS系列の月曜夜8時枠「ナショナル劇場」(現:パナソニックドラマシアター)で放送されている。

P67[編集]

常月まといの全身絵[編集]

看板「キャサリン ル」[編集]

アニメ「けいおん!」第14話(番外編)より、主人公たちが所属する軽音部の顧問である山中さわ子(CV:真田アサミ)が学生時代に組んでいたバンド"DEATH DEVIL"でのニックネーム。

なお、この話の6日後にTBS(最速)で放映された「けいおん!!」第10話では、さわ子をメインにしたDEATH DEVILのエピソードが再び描かれ、劇中で流れた挿入歌「LOVE-ラヴ-」(歌:真田アサミ、浅川悠)が6/23にシングルCDとして発売される事もCMにより告知されている。

2コマ目[編集]

常月まとい「それ普通に声優交代です」[編集]

前ページ9コマ目を受けて。
アニメ版『名探偵コナン』で、2009年10月に毛利小五郎役の神谷明が降板し、後任には小山力也が充当された。
当時の週刊少年サンデーとアニメ公式サイト(⇒★>http)では「神谷明さんが名探偵コナンの毛利小五郎役を卒業することになりました」とマイルドに書かれていたが、神谷明本人のブログでは「契約上の問題」・「信・義・仁の問題」と述べ、制作会社との確執による解任であることが仄めかされている(現在はブログの当該記事は削除)。

看板「日本ユニセフ」[編集]

財団法人日本ユニセフ協会のこと。
日本ユニセフ協会大使にアグネス・チャンを任命しており、団体として児童ポルノ規制を訴え、漫画・アニメ・ゲームの表現も取り締まるよう強く求めている。
ちなみに、「ユニセフ」という名称を含むが、あくまで民間の協力団体(NGO)であり、国際連合児童基金(ユニセフ)の日本における出先機関ではない。

3,8コマ目[編集]

菓子「チョコボウル」
糸色望「中身のピーナッツがキャラメルに入れ替わっている」
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森永製菓から発売されている「チョコボール」。
60年代は「森永チョコレートボール」「森永ピーナッツボール」、70~80年代は「森永チョコボール」、90年代以降は「チョコボール」とパッケージが変遷している。
1965年にチョコボールの前身となるチョコレートボールが発売、ピーナッツ味が発売されたのは1967年、キャラメル味が発売されたのは1973年のことになる。現在発売されているチョコボールはピーナッツ味、キャラメル味、イチゴ味と、でかチョコボールのサクサクホワイト味。

9コマ目[編集]

糸色望デスノートの中身が 文学作品に入れ替わっている」
本の表紙「人間」
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集英社文庫の企画「ナツイチ」のこと。
DEATH NOTEの作画担当の小畑健が、「人間失格」(著:太宰治)、「地獄変」(著:芥川龍之介)、「こころ」(著:夏目漱石)の3作品の表紙イラストを担当したことで話題となった。

10コマ目[編集]

糸色望「電気店の経営陣の中身が 中国資本に入れ替わっている」[編集]

秋葉原の免税店兼家電量販店・ラオックス(LaOX)のこと。
業績の悪化に伴い、2009年に蘇寧電器及び中文産業の傘下[2]となる。現在の代表取締役は中文産業の代表取締役でもある羅怡文。
同社の傘下になる前にすべての郊外店[3]を閉鎖して営業基盤を秋葉原に集約し、業務内容も家電を主に取り扱う免税店として経営再建を図っている。それに合わせ、秋葉原の本店も総合免税店として再オープンしている。
2010年4月に新体制下で新規出店を開始し、新宿に時計専門店の「WATCH.」を、お台場に「LaOXヴィーナスフォート店」をオープンしたが、どちらも免税店色が強くなっている。

看板「トー ムセ」[編集]

秋葉原を中心に関東地方を地盤としていた家電量販店「サトームセン」のこと。
軽妙なテーマソングに乗せてジャガーのキャラクターが踊るCMで有名だった(参考⇒★>http)。バブル崩壊後の経営不振により、マツヤデンキ、星電社と経営統合し、ぷれっそホールディングスを設立、コスト削減に努めた。しかし、2007年にぷれっそホールディングスごとヤマダ電機傘下となり、秋葉原の店舗は閉鎖(駅前1号店のみLABIに業態転換)、他の店舗はヤマダ電機ブランドに変更した。なお、登記簿上はまだヤマダ電機の子会社として存続している休眠会社であるが、中国資本ではない

11コマ目[編集]

[[糸色望「アシスタントの中身が いないはずの人間に入れ替わっている」<br /]]「ボクだよ 山下だよ」[編集]

クメプロ#幻のアシスタントを参照。

P68[編集]

1コマ目[編集]

看板「ユキヲ事務所」
幟「腹案」
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鳩山由紀夫首相が普天間基地移設問題に関し、3月末に「腹案を持ち合わせている」と発言したこと。
結局、腹案の内容自体は混乱を招くとして公表せず[4]、自ら決着期限とした5月末には、以前の日米合意とほぼ変わらない辺野古移設に決まった。

奇しくも今話連載号発売日の6月2日に、鳩山首相は「普天間問題の混乱により社民党が連立政権を離脱したこと」と「政治とカネ問題」の責任を取るとして辞意を表明している。

看板「境税」[編集]

民主党が導入を検討している環境税のこと。
2009年衆議院選のマニフェストでは、ガソリン等の暫定税率廃止と、今後の環境税導入検討が盛り込まれていた。しかし、暫定税率の廃止によって大幅な税収減の見通しとなったことから、暫定税率廃止の際にほぼ同じ税率の環境税を導入することで実質的な暫定税率の維持を目指した動きがある。

4コマ目[編集]

[編集]

当作品頻出の金正男

6コマ目[編集]

電子機器[編集]

アップル社のタブレット型コンピュータ「iPad」。
日本での発売日が5月28日だった。

7コマ目[編集]

マトリョーシカ[編集]

うろぺんデザイン。

P69[編集]

2コマ目[編集]

トラックコンテナ「soybeans」[編集]

訳すると「大豆」。

P70[編集]

2コマ目[編集]

看板「レンタル」
張り紙「つんくいろいろ」
[編集]

P71[編集]

小節あびるの全身絵[編集]

張り紙「健康第一 糸色医院」[編集]

P72[編集]

P73[編集]

4,5コマ目[編集]

[[常月まとい「私が絶望であなたがまとい」<br /]]「オレがオマエでオマエがオレで」[編集]

今話のタイトルの元ネタ「おれがあいつであいつがおれで」より。

P74[編集]

4コマ目[編集]

警察官「女の子がつきまとうからまだなんとなく許されているんであってさ」[編集]

決してそんなことはありません。そもそもまとい初登場時にケーサツのごやっかいになっています。

マトリョーシカ[編集]

P6の7コマ目と同じうろぺんデザインのもの。

5コマ目[編集]

木村カエレ「絶対今回の話 私を出すべきだったろ」[編集]

カエレの多重人格設定のこと。詳しくは該当項目、もしくはかゆいところ参照。

欄外(雑誌掲載時のみ)[編集]

雨の日の退屈しのぎに、家にある単行本のカバーを全部かけ替えて遊んでみるのはいかがでしょう。[編集]

P75(単行本追加ページ)[編集]

単行本恒例の、木津千里藤吉晴美の過去話。
入れ替わりごっこを楽しむ二人の友情が微笑ましい。
「どうしてこうなった」と嘆くのは間違いで、実際には晴美の行いの通り、基本的には千里は良い子なのであろう。
ただ、とにかく道を踏み外しやすい(箍が外れやすい)というだけで。

しかし、「晴美」が「晴海」の誤植。きっちりしなさい!

義務[編集]

今話の常月まとい[編集]

P66の3,7コマ目[編集]

P67の2,3,8コマ目と全身絵[編集]

P68の9コマ目[編集]

P72の4,6,7,8,9コマ目[編集]

P73の1,3,4,6コマ目[編集]

P74の1,2コマ目[編集]

今話のパンチラ[編集]

P74の2コマ目[編集]

今話の皇帝ペンギン[編集]

P68の7,9コマ目[編集]

P74の4コマ目[編集]

今話のさのすけさのすこ[編集]

P68の9コマ目[編集]

今話の櫻井よしこ女史[編集]

P65の新井智恵の全身絵横[編集]

今話の天下り様[編集]

今話のコウノトリと赤ちゃん[編集]

P68の3コマ目[編集]

今話の棒犬[編集]

P68の8コマ目[編集]

今話の黒い涙[編集]

P68の1,6コマ目[編集]

今話の麻生太郎氏[編集]

今話の安倍晋三氏[編集]

今話の石破茂氏[編集]

P72の4コマ目[編集]

今話のAAA[編集]

P71の7コマ目[編集]

今話のきよ彦[編集]

P69の5コマ目[編集]

今話の神シール[編集]

今話の闇の目   [編集]

今話の娘々[編集]

P72の7コマ目[編集]

今話の面白シール[編集]

P74の2コマ目[編集]

今話の漫画界が平和でありますように[編集]

P74の4コマ目[編集]

今話のせんとくん[編集]

今話のイロイロ削られたナニか(・3・)[編集]

P70の5コマ目[編集]

今話の文化庁[編集]

P69の10コマ目[編集]

今話の草彅剛[編集]

今話の酒井法子[編集]

P67の8コマ目[編集]

P74の4コマ目[編集]

今話の友愛[編集]

今話のスキ魔[編集]

今話のハト[編集]

P72の6コマ目[編集]

かゆいところ[編集]

P74の5~9コマ目[編集]

木村カエレが久し振りに人格バイリンガルが登場している。

  • 5コマ目・木村カエレ
  • 6コマ目・木村カエロ
  • 7コマ目・木村カエルナ
  • 8コマ目・木村カエレバ
  • 9コマ目・不明(ダスベキデス)

P75の2コマ目[編集]

木津千里「私が晴海ちゃんで、」[編集]

晴美です。きっちりしなさい!


225話『清兵衛が瓢箪で瓢箪が清兵衛』~
224話『その神は今生まれたばかりだといふ事は一目に解った』226話『花ムコ村と貴族たち』

コメント欄[編集]

こちらへどうぞ。 http://kumetan.net/test/read.cgi/wikibbs/1275448679/

  1. 初週1万本が当たり前の『ドラゴンボール』のゲームにあって、初週の売り上げはたったの1200本。
  2. 筆頭株主がGRANDA MAGIC(蘇寧電器の孫会社)、第二位が日本観光免税(中文産業の子会社)。
  3. ただし、業務提携している井門エンタープライズ経営の店舗は除く
  4. 平野博文官房長官(当時)など政府関係者によると、この腹案は鹿児島県・徳之島への基地移転案だった旨が報道されている。