蕪羅亭魔梨威
蕪羅亭魔梨威(ぶらてい まりい) CV:阿澄佳奈(CD)、佐倉綾音(アニメ)
高座名の由来
16世紀のイングランド女王メアリー1世(1516~1558 在位1553~1558)の異名「ブラッディマリー(血まみれマリー)」から。
敬虔なカトリック教徒であり、断絶状態にあったローマ教皇との関係を修復する際にプロテスタントを迫害して300人を処刑した残虐さからこう呼ばれる[1]。
ちなみに、メアリーの家系であるテューダー王家の紋章は赤い薔薇だったりする。
これに由来する真っ赤なカクテル「ブラッディマリー」が存在する。
ウォッカ1~2オンスを適量のトマトジュースで割り、風味づけにカットレモンやウスターソース、タバスコなどを少量用いる、アレンジのしやすいカクテル。
トマトジュースを用いることから、酔い醒まし、二日酔い明けに飲まれることが多い。
作品中での彼女はメアリー1世とは逆に、周囲から度々ひどい仕打ちを受けるという、いじられキャラとなっている。
「蕪羅亭」の振り仮名は「ぶらてい」と書かれているが、アニメでは魔梨威自身が「ぶらってい」と発音している。
容姿
髪型は赤髪のロングヘアーで後ろ髪の先をリボンで結んでいる。
高座名の由来、髪の色、瞳の色、羽織の色と、イメージカラーは赤で一貫している。
周囲からは「マリーさん」と呼ばれている。
また丸京と共に羽織を着ている。
落語界では羽織を着ることが出来るのは前座を卒業した二つ目及び真打であるので、二人は二つ目以上であることが推測される。
一緒に風呂に入った丸京から、「男とか女とかいう以前に子供」と評される。
それが体型なのかそれ以外の(ハエテナイ的な)意味なのかは不明(七日目)。
ついでにバストも控えめながら、いじられ役としての立場を確立するに連れ裸ネタが多くなる。
尻に蒙古斑が青々と残っており、他キャラにひん剥かれついでに晒され、オチにされることもしばしば。
性格
セリフ量が多く主人公の立ち位置にいるが、久米田先生曰く実際は手寅が主人公である。
江戸弁のような男っぽい喋り方をするが、徳島出身の似非江戸弁である。
実際挙動も威勢はよく、暴力沙汰の多い丸京にも果敢に殴りかかるが、顔面ど真ん中にパンチというガールズ漫画らしからぬ返り討ちに遭うのが常。
「つまんない事言うなよ/聞くなよ」というツッコミを用い、本人もキメ台詞と自覚しているが、それほど頻出するわけでもなく、逆に「脈絡がない」とスベることもあり。
そういったもの含めツッコミ役に回ることは多いがやや自意識が強く、周囲の言動に振り回されやすいところがある。
海女の経験があり、「息の長い芸を」とネタにするのに利用している。
ちなみに主人公ではないが、記念すべき「一番初めに公開されたキャラクター」である。
蕪羅亭魔梨威 解析
解析
- 初登場
一日目P6 2コマ目。で初登場。
- 初台詞
モノローグでは一日目P6 3コマ目「つまんない事 聞くなよ」が初。 声に出した台詞では同話P6 5コマ目「ああ バカバカしい」が初台詞。
蕪羅亭魔梨威 履歴書
- 家族構成
- 小学校入学前
生後三日目、看護婦の手で隣の子供と入れ替えられたらしい(七日目)。
備考
- 備考1
音痴(五日目)。
- 備考2
算数は苦手(六日目)。
- 備考3
女の子にモテるため、バレンタインのチョコはあげるのではなくもらうものと思っている(七日目)。
- 備考4
女の子座りや内股ができない(七日目)。
- 備考5
上述のような特徴から、女装男子疑惑を受ける(七日目)。
- 備考6
同門(蕪羅亭月日)がいる(第壱巻扉絵より)。
- 備考7
蒙古斑がある(十三日目)。
- 備考8
描く絵がものすごく怖い(十四日目)。
- 備考9
野菜嫌い(十八日目)。
- ↑ 父親であり先々代の王であるヘンリー8世が男児後継者を得るためメアリーの母であるキャサリンと離婚した際、離婚を禁じるカトリック教会と絶縁して宗教改革を進めた背景があった。しかしキャサリンはカトリック教徒で離婚を終生認めず、娘のメアリーもカトリックの教育を受けていた。