荒川アンダー ザ ブリッジ
荒川アンダー ザ ブリッジ(あらかわアンダーザブリッジ)[編集]
「ヤングガンガン」(スクウェア・エニックス発行)に連載された中村光の漫画作品。
ヤングガンガン創刊号(2004年)から2015年13号まで月一回ペースで連載。
一部では「荒川UB」と略されている。
作品概要[編集]
荒川河川敷を舞台に、そこに在住するホームレス美少女・ニノと、ひょんなことで出会ってしまったエリート青年・市ノ宮行(リクルート)の二人をメインに繰り広げる奇怪な河川敷の住人たちが巻き起こす騒動の日々を描いた元祖電波系新感覚ハートフルラブ(?)コメディー。
あらすじ[編集]
主人公の市ノ宮行は世界のトップ企業社長の御曹司。
幼い頃から父に「他人に借りを作るな」と教えられ、その教え通りに借りを作らずに生きてきた。
しかし、ひょんなことから荒川で溺れかけた際、河川敷に住むニノに命を救われる。
「命の恩人」という余りに重すぎる借り。その恩返しとしてニノが行に要求したのは「私に恋をさせてくれないか?」ということだった。
こうして行はニノの恋人となり、自身も橋の下で生活することになる。
荒川の橋下では常識から外れた人々がたくさん住んでいた。行は「リクルート」(通称「リク」)という名前を与えられ、橋下の住人の一人として暮らすことになる。
メディアミックス展開[編集]
アニメ版[編集]
2010年4月から6月までテレビ東京系列、CS放送のアニメシアターX(AT-X)とびわ湖放送(滋賀・BBC)とその他1局でアニメ第一期が放送。放送話数は全13話。
2010年10月から12月まで同じくテレビ東京系列にて、第二期『荒川アンダー ザ ブリッジ*2』(読みは『荒川アンダー ザ ブリッジ×ブリッジ』)が放送。放送話数は全13話。
放送1話に付きショートストーリーが平均7~8話の構成で、ストーリー話数は第一期から通算で全200話(なお、第1期のみで108話)。
ちなみに鹿児島テレビでの放送枠はさよなら絶望先生第一期、第二期を放送したひょうたん書店枠で放送されている。[1]
ドラマ・映画版[編集]
2011年7月~9月にテレビドラマ版がTBS・MBS系列で放送。また、2012年2月4日に実写映画版が公開された(ソニーピクチャーズ配給)。
スタッフとキャストはドラマ・映画ともに同じ布陣。ちなみにスターチャイルド制作作品である。
アニメ版スタッフ[編集]
原作:中村光
企画:田口浩司・森山敦
監督:新房昭之
企画協力:北村敦・倉重宣之・佐藤エミ
プロデューサー:宿利剛
アニメーション・プロデューサー:久保田光俊
シリーズ構成:赤尾でこ(三重野瞳)
キャラクターデザイン・作画総監督:杉山延寛
シリーズディレクター:宮本幸裕
美術監督:東厚治
色彩設計:滝沢いづみ
ビジュアルエフェクト:酒井基
撮影監督:内村祥平
編集:松原理恵
音響監督:鶴岡陽太
音響効果:野崎博樹
録音:蝦名恭範
録音助手:砂庭舞
音響制作:楽音舎
音響制作担当:杉山好美
音楽:横山克
音楽制作:スターチャイルドレコード
音楽制作協力:テレビ東京ミュージック
協力:ガンジス・クオラス
アニメーション制作:シャフト
製作:荒川UB製作委員会
メインキャスト[編集]
~キャラクター | ~アニメ版 | ~ドラマ・映画版 | |
CENTER:市ノ宮行 (リクルート) |
CENTER:[[[[斎藤千和 | 神谷浩史]]<br /]](幼少期) | CENTER:林遣都 |
CENTER:ニノ | CENTER:坂本真綾 | CENTER:桐谷美玲 | |
CENTER:村長 | CENTER:藤原啓治 | CENTER:小栗旬 | |
CENTER:星 | CENTER:杉田智和 | CENTER:山田孝之 | |
CENTER:シスター | CENTER:子安武人 | CENTER:城田優 | |
CENTER:マリア | CENTER:沢城みゆき | CENTER:片瀬那奈 | |
CENTER:ステラ | CENTER:斎藤千和 | CENTER:徳永えり | |
CENTER:シロ | CENTER:大塚芳忠 | CENTER:手塚とおる | |
CENTER:P子 | CENTER:小見川千明 | CENTER:安倍なつみ | |
CENTER:鉄人兄弟 鉄雄 | CENTER:三瓶由布子 | CENTER:末岡拓人 | |
CENTER:鉄人兄弟 鉄郎 | CENTER:新谷良子 | CENTER:益子雷翔 | |
CENTER:市ノ宮積 | CENTER:小山力也 | CENTER:上川隆也 | |
CENTER:高井 | CENTER:チョー | CENTER:浅野和之 | |
CENTER:島崎 | CENTER:田中理恵 | CENTER:井上和香 | |
CENTER:国土交通大臣 | CENTER:高岡瓶々 | CENTER:高嶋政宏 | |
CENTER:ラストサムライ | CENTER:中村悠一 | CENTER:駿河太郎 | |
CENTER:ビリー | CENTER:立木文彦 | CENTER:平沼紀久 | |
CENTER:ジャクリーン | CENTER:後藤邑子 | CENTER:有坂来瞳 | |
CENTER:アマゾネス | CENTER:小林ゆう | CENTER:- | |
CENTER:隊長 | CENTER:関智一 | CENTER:- | |
CENTER:ナレーション | CENTER:立木文彦 | CENTER:- |
スタッフとキャストが新房昭之監督とシャフト作品に見られるメンバー(通称「新房組」)で構成されている。
アニメ版における久米田作品声優の出演は以下の通り。
- 神谷浩史(糸色望役)が市ノ宮行(リクルート)役
- 杉田智和(一旧役)が星役
- 子安武人(糸色景役)がシスター役
- 沢城みゆき(関内・マリア・太郎役)がマリア役
- 中村悠一(あびる(の)父役ほか端役レギュラー)がラストサムライ、Cカップ天狗、恥じらい天狗、乙女がち天狗、若いツバメ役
- 後藤邑子(小節あびる役)がジャクリーン役
- 小林ゆう(木村カエレ役)がアマゾネス役
- 根谷美智子(根津美子役)がニノママ役[2]
- 高岡瓶々(全ギリメンバーA役ほか)が国土交通大臣役
- 千々和竜策(ライオン役ほか)が週刊少年ヤンヤン編集者役
ちなみに『懺・さよなら絶望先生』『じょしらく』プロデューサーの宮本純乃介が、カセットの声(3 BRIDGE*2)とニノパパの声(6 BRIDGE*2)を演じている。
久米田康治との関連[編集]
「さよなら絶望先生」 作品内にて[編集]
224話に、本作品に登場する「星」と思われるキャラクターが登場している。
Webラジオ「さよなら絶望放送」 にて[編集]
番組パーソナリティの神谷浩史と[[新谷良子が共に当作品に出演しているため、この作品の話題<ref]]やパロディなど多岐に渡る。</ref>が登場することがある。
また本作では慣例的にはEDのみに表示されるキャスト名表示がアニメOPにて行われる[3]ため、本作品で代替として実施されたものである。
更に第147回では、本作品のWebラジオ「荒川FM」をもじったミニ番組「小石川FM」[4]を1回限り放送した。
- ↑ この枠は、ほかにも『夏目友人帳』を放送しており、神谷浩史主演作品と縁の深い枠になっている。
- ↑ 6 BRIDGE*2でのリクの妄想シーンに登場。
- ↑ メインキャストの[[ようになった経緯は、神谷浩史と坂本真綾のみであるが。</ref]]と関係している。これは、OAD懺・番外地・上のOPアニメにスタッフ過多書きに加えキャスト過多書きを収録する予定で、[[さよなら絶望放送番組内で募集を行ったものの、スタッフ間の齟齬により中止となった<ref]]にて告知した募集期間中に、山村総作画監督から「OAD懺・番外地・下のV編終わりました。」とメールが来たため、構成作家の構成Tは企画を断念したものの、後日になって龍輪副監督より企画に間にあったにもかかわらず打診が無かったことを指摘されるなどの混乱が生じていたようだ。
- ↑ この回の「ふつおた」のタイトルに起用。