ときめきメモリアル
ときめきメモリアル[編集]
コナミ(2006年3月31日以降は持株会社化によりコナミデジタルエンタテインメント)の恋愛シミュレーションゲーム、及びその関連作品のシリーズ。シリーズ第1作の『ときめきメモリアル』、あるいはシリーズ全体に対して「ときメモ」「ときめき」の略称で呼ばれている。
概要[編集]
1994年5月27日に、NECのゲーム機PCエンジン用にCD-ROMで発売された育成型恋愛シミュレーションゲーム。コナミがPCエンジン用に発売した最後のソフト。
高校入学から開始し、平日と土/日/祝日にそれぞれ勉強や部活などのコマンドを使用して自分を鍛えることで各種パラメータを上げながら、条件を満たす毎に登場する各ヒロインをデートに誘って様々なイベントをクリアすることで好感度を上げていき、卒業と同時にヒロインから告白して貰うことを目指す。
パラメータが上昇して校内行事で活躍することでもヒロインたちの好感度が上がるため、特定のヒロインとばかり仲良くすると他のヒロインたちの不満がたまり(アドレス帳に爆弾のアイコンで表示される)、それが爆発すると悪い噂が広まり、全ヒロインの好感度が下がってしまう。その為、他のヒロインともある程度仲良くする必要がある。
シリーズ展開[編集]
男子生徒になって女子生徒を攻略するナンバリングシリーズと、男女を逆にし、女子生徒が男子生徒を攻略する『Girls Side』が存在する。
- ときめきメモリアルシリーズ
- ときめきメモリアル(1994年)(PCエンジン、PlayStation、セガサターン、スーパーファミコン、ゲームボーイ、WindowsPC)
- ときめきメモリアル2(1999年)(PlayStation)
- ときめきメモリアル3(2001年)(PlayStation2)
- ときめきメモリアル4(2009年)(PSP)
- ときめきメモリアル(1994年)(PCエンジン、PlayStation、セガサターン、スーパーファミコン、ゲームボーイ、WindowsPC)
- Girls Sideシリーズ
- ときめきメモリアル Girls Side(2002年)(PlayStation2、ニンテンドーDS)
- ときめきメモリアル Girls Side 2nd kiss(2006年)(PlayStation2、ニンテンドーDS)
- ときめきメモリアル Girls Side 3rd Story(2010年)(ニンテンドーDS、PSP)
- ときめきメモリアル Girls Side 4th Heart(2021年)(ニンテンドーSwitch)
- ときめきメモリアル Girls Side(2002年)(PlayStation2、ニンテンドーDS)
その他にもWindows向けにオンラインゲーム『ときめきメモリアルONLINE』が2006年3月~2007年7月まで稼働されていた。
ときメモファンド[編集]
正式名称は「ゲームファンド ときめきメモリアル」。
コナミが組成した投資信託で、2000年11月~12月に1口10,000円、10口から購入可能と言う形で募集された。調達された資金は「ときめきメモリアル3」と「ときめきメモリアル Girls Side」の開発資金に当てられ、各ソフトの発売180日後の売上本数に応じて償還額が決定する仕組みだった。
この頃にはすでにゲームの開発期間の長期化とそれに伴う開発費の高騰が業界内で問題となっており、開発費をユーザーに投資して貰うこの手法は注目を受けていた。
ところが、募集総額12億に対し実際の申し込みは7.7億にとどまったことで、「3」や「GS」の宣伝や開発に影響を及ぼした。さらに「3」のゲームとしての出来が良くなかったことから売上本数が前作の半分の約20万本と伸び悩んでしまった。
しかし、「GS」の方が女性向けゲームとしては大躍進の約15万本を達成したことで、償還額は10,088円とかろうじてプラスとなった。
しかし、投資時には3.15%の手数料が掛かるため、投資に必要な金額が1口10,315円だったことを考えれば投資者にとっては1口あたり227円、購入が10口からだったことから最低2270円の赤字が発生している
この「ときメモファンド」の事実上の失敗により、ゲームファンドはこれ以降ほとんど行われていない。
しかし、海外では2012年以降、インターネット経由で投資を募る『クラウドファンディング』で開発資金を集めるゲームが増えてきている。また、Steam等のゲーム配信サイトでβ版を有料配信してその売上げを開発費に充て、β版購入者には正規版を無料もしくは安価(合計額が正規版より安くなる値段)で配信する、という手法も増えている。
畑健二郎が「ハヤテのごとく!」の原型である読み切り「ハヤテの如く」内で
このときメモファンドをネタにし、その表現が元本割れしたととられかねないものだった(償還額は一応プラスなので、元本割れはしていない。)ため、小学館がコナミから抗議を受け、謝罪文が掲載されることとなった。
久米田康治との関連[編集]
かってに改蔵 作品内にて[編集]
作中にて度々、本作をネタにしている。
久米田作品出演声優の出演作品[編集]
- ときめきメモリアル Only Love[1](焼却炉の女神役)
- ドラマCD ときめきメモリアル2シリーズ(渡瀬公一役[2])
- 岸尾だいすけ(ネガティ部部員C役)
- ときめきメモリアル Only Love(薬研粒一役)
- ときめきメモリアル Girls Side(氷室零一役)
- ときめきメモリアル Girls Side 3rd Story(氷室零一役)
- ときめきメモリアル Only Love(購買部のおねえさん役)
- ときめきメモリアル Girls Side 3rd Story(桜井琉夏役)
- ときめきメモリアル4(七河正志役)
- ドラマCD ときめきメモリアル2 Vol.8、Vol.10(遠野木遥役)
- ときめきメモリアル Only Love(弥生水奈役)
- ときめきメモリアルPOCKET スポーツ編~校庭のフォトグラフ~(宗像尚美役[3])
- ときめきメモリアル Only Love(内海小鮎役)
- ときめきメモリアル Girls Side(守村桜弥役)
- ときめきメモリアルドラマシリーズVol.3 旅立ちの詩(沢渡透役)
- ときめきメモリアル Girls Side(三原色役)
- 山口勝平(とうりゃんせA役)
- ときめきメモリアル Girls Side(日比谷渉役)
- ときめきメモリアル Girls Side 3rd Story(春日太陽役)
- ときめきメモリアル Only Love(椎名あやめ役)
- ときめきメモリアル Girls Side 3rd Story(宇賀神みよ役)
- ときめきメモリアルOVA[4](水泳部コーチ役)
- ときめきメモリアル Only Love(黒十影操役)
- ときめきメモリアル4(響野里澄役)