げんしけん
げんしけん[編集]
概要[編集]
2002年~2006年に月刊アフタヌーン(講談社)で連載された&ruby(きお しもく){木尾士目};の漫画作品。2005年度講談社漫画賞ノミネート。
全9巻で完結。
2010年からはメンバーを入れ替えた続編『げんしけん 二代目』が開始。当初は期間限定の連載だったが、のち好評により限定解除で連載続行、2016年まで掲載された。全12巻。
作品概要[編集]
「げんしけん」とは作中のキャラクターたちが所属する大学サークル「現代視覚文化研究会の略称『現視研』」のこと。ここでいう現代視覚文化とは、漫画、アニメ(特に萌えアニメ)、ライトノベル、コンピュータゲーム(ギャルゲー、アダルトゲーム、対戦型格闘ゲーム等)、そしてそれらを元にした造形(フィギュア、カプセルトイ、プラモデル等)、コスプレ、同人誌二次創作など、1990年代から先のオタク的サブカルチャー群を指す。
主人公の笹原と現視研のアクの強い仲間たちとのまったりとした大学青春群像を等身大の目線で描いた作品。
アニメ版[編集]
2004年10月〜12月にテレビアニメ第1期を放映、2007年10月より12月まで第2期「げんしけん2」がUHF各局で放映された。
制作はメディアファクトリー/東芝エンタテイメント→ショウゲート。
また作品中では、劇中劇として登場する架空の漫画・アニメである『くじびきアンバランス』がある。これに関した描写がされている部分もあり、スピンオフ作品としてDVD-BOXの特典内にOVAとしてアニメ化。後に2006年10月にテレビアニメ化されているが、『げんしけん』の原作や上記のOVA版とは設定に違いがある。
ほか、劇中ゲームとして登場する架空のゲーム『ラーメン天使プリティメンマ』も漫画とドラマCDが製作された。
2013年夏に『げんしけん 二代目』のTVアニメが放送予定。
制作がスターチャイルドに代わり、キャストが一新されている。
単行本第15巻(二代目の六)付属のOADが同年12月に発売予定。
メインキャスト[編集]
- 第1期・第2期
~キャラクター | ~キャスト |
CENTER:笹原完士 | CENTER:大山鎬則 |
CENTER:高坂真琴 | CENTER:斎賀みつき |
CENTER:春日部咲 | CENTER:雪野五月 |
CENTER:斑目晴信 | CENTER:檜山修之 |
CENTER:田中総市郎 | CENTER:関智一 |
CENTER:久我山光紀 | CENTER:乃村健次 |
CENTER:大野加奈子 | CENTER:川澄綾子 |
CENTER:荻上千佳 | CENTER:水橋かおり |
CENTER:朽木学 | CENTER:石田彰 |
CENTER:スザンナ | CENTER:後藤邑子 |
CENTER:アンジェラ | CENTER:甲斐田ゆき |
- 二代目
~キャラクター | ~キャスト |
CENTER:荻上千佳 | CENTER:山本希望 |
CENTER:吉武莉華 | CENTER:上坂すみれ |
CENTER:矢島美怜 | CENTER:内山夕実 |
CENTER:波戸賢二郎 | CENTER:山本和臣(男声) 加隈亜衣(女声) |
CENTER:大野加奈子 | CENTER:ゆかな |
CENTER:朽木学 | CENTER:福山潤 |
CENTER:スザンナ | CENTER:大空直美 |
CENTER:斑目晴信 | CENTER:興津和幸 |
CENTER:笹原完士 | CENTER:小橋達也 |
CENTER:高坂真琴 | CENTER:大原桃子 |
CENTER:春日部咲 | CENTER:佐藤利奈 |
CENTER:田中総市郎 | CENTER:近藤孝行 |
CENTER:久我山光紀 | CENTER:安元洋貴 |
CENTER:アンジェラ | CENTER:小林未沙 |
CENTER:笹原恵子 | CENTER:葉山いくみ |
CENTER:藪崎久美子 | CENTER:米澤円 |
CENTER:麻田直子&BR;(にゃーこ) | CENTER:多田このみ |
CENTER:神永 | CENTER:能登麻美子 |
アニメ版における久米田作品声優の出演は以下の通り。
- スピンオフ作品『くじびきアンバランス』に出演
- スピンオフ作品『ラーメン天使プリティメンマ』に出演
久米田康治との関連[編集]
『さよなら絶望先生』側にて[編集]
久米田康治は『げんしけん』第六巻の初回限定付録同人誌に作品を寄稿している。作中には『かってに改蔵』に出てきた神崎美智子が背景に登場している。
絶望先生の作中ではげんしけんの舞台である大学「椎応大学」の名前が多く登場した他、15話と81話にはキャラが登場した。
『げんしけん』側にて[編集]
一方、『げんしけん』側も作中では度々ネタで扱っており、「絶望した!」や「ビンゴもびれギーム」などのセリフを出している。
また、新作読み切りにはさのすけが二度登場しているほか、『~二代目』の単行本ではカバー下の表紙では小森霧の「開けないでよ」のパロディもある。
アニメ版でも『げんしけん2』の第6話には糸色望のコスプレをした人物が数度登場しているほか、原作者の木尾先生も第05話『シミと毒だし』のエンドカードを描いている。
アニメ『じょしらく』との関係[編集]
『くじびきアンバランス』を含む全シリーズ作品において横手美智子がシリーズ構成・メインライターを担当。
『くじびきアンバランス(TVアニメ版)』『げんしけん二代目』は水島努が監督を務めている。
アニメ「げんしけん二代目」第5話では蕪羅亭魔梨威のコスプレをした人物が背景に登場している。