シベリア超特急

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シベリア超特急(シベリアちょうとっきゅう)[編集]

映画評論家の水野晴郎が監督、脚本、製作、主演、主題歌作詞を務めた映画および舞台のシリーズ(監督はマイク・ミズノ名義)。『シベ超』の略称でも知られる。
2008年に水野が亡くなるまでに映画5作、舞台2作が発表された。

映画

シベリア超特急 SIBERIAN EXPRESS (1996年)
シベリア超特急2 SIBERIAN EXPRESS 2 (2000年)
シベリア超特急3 SIBERIAN EXPRESS 3 (2003年)
シベリア超特急4 SIBERIAN EXPRESS 4 (2003年)
シベリア超特急5 SIBERIAN EXPRESS 5 (2005年)

舞台

シベリア超特急00・7 ~モスクワより愛をこめて SIBERIAN EXPRESS 7 version1「ベルリンからの密使」 (2003年)
シベリア超特急00・7 ~モスクワより愛をこめて SIBERIAN EXPRESS 7 version2「W佐伯大尉」 (2003年)

作品概要[編集]

シリーズは一貫して水野演じる山下&ruby(ともゆき){奉文};陸軍大将と部下の佐伯大尉のコンビが、満州へ向かうシベリア鉄道の車中において発生した事件の謎を解く密室ミステリー。題名はA・ヒッチコックのサスペンス映画『バルカン超特急』からネタを得ている。
なお、実際の山下大将が公私においてシベリアに赴いたことはなく、あくまで創作としてのキャラクターであるが、水野は山下への尊敬から映画の後に戸籍上の本名も山下&ruby(ともひろ){奉大};に改名しているほどである。

毎度冒頭に

この映画は終りのクレジットが出たあと ある事が起こりますので、決してお友達に話さないで下さい。

という旨のテロップが出た通りに、堂々と仕掛けてくるどんでん返しのオチや、主演の水野の堂々棒読み演技と飛躍度高めのストーリー、微妙に豪華なキャストとチープなセット造形ながら、全体的に作り手の熱意は激しく伝わってくる超直球演出はなかなか他に類を見ないものがあり、単に荒唐無稽だけでは総括できぬほどの様相を見せている。
こうした傾向は全てのシリーズで全くブレることなく、堂々と異次元の域を呈する完成度で映画界に衝撃を与えたことで、水野監督ともども存在自体がネタに昇華するほどの足跡を映画史に残した。

久米田康治との関連[編集]

さよなら絶望先生かってに改蔵にて[編集]

出すだけでネタになる映画だけに、両作品において度々ネタになっている。