第87話『ツートップがいい!』

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かってに改蔵各話リスト

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第87話『ツートップがいい!』[編集]

作品情報[編集]

2000年2月24日発売、週刊少年サンデー第12号に掲載。8巻8話


P117[編集]

扉絵[編集]

遺跡の中に佇む勝改蔵。

扉絵内の文(あおり文)[編集]

衝撃のラストシーンから1年 あの男は生きていた!!
オールキャストでさらに豪華な顔ぶれ!!前作にも増して意外な結末が…!?

決して1人では見ないでください…
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かってに改蔵II~さよならメーテル~[編集]

雑誌掲載時の扉絵のタイトル表記。

第1作目に引き続き総指揮をとる!![編集]

久米田康治

P118[編集]

欄外(雑誌掲載時のみ)[編集]

柳の下にどじょうが2匹というけれど――[編集]

「柳の下の二匹目のドジョウを狙う」とは、成功を収めた人や物事に準じて後釜になろうとすること、あるいは既存の物を真似して作られた物のこと。

一度上手くいったからといって二度目も上手くいくとは限らない、という意味の諺「柳の下に何時も泥鰌は居ない」より。

ポスター「山田丸3」[編集]

第24話『映画を作ろう!!』にて天才塾OBの巨匠アキラ監督が手がけた幻の名作『山田丸』より。

ポスター「メガゾーン23IV」[編集]

OVA「メガゾーン23」シリーズ。IIIまでの制作で、IVはない。

P119[編集]

1コマ目[編集]

ビデオ「アニメ 愛するふたり別れるふたり」[編集]

1998-99年のバラエティ番組『愛する二人別れる二人』出演した一般女性が自殺しやらせが発覚、高視聴率だったが打ち切られた。

ビデオ「ミスターザビエル君」[編集]

P120[編集]

3コマ目[編集]

ポスター「太霊界3」[編集]

丹波哲郎が製作した映画『大霊界』シリーズ3作目『大霊界3 死んだら生まれ変わる』(1994年)

4コマ目[編集]

続編イメージ図[編集]

機動戦士ガンダム』のモビルスーツ・アッガイがビルの奥にいる。

P121[編集]

2コマ目[編集]

ポスター「*ラ戦士 BOY SECOND」[編集]

1984年公開の映画「テラ戦士ΨBOY」のこと。続編は作られていない。

3コマ目[編集]

「八つ墓村2 こんどは16人だ‥」[編集]

横溝正史の小説『八つ墓村』およびその映像作品より。続編は無いが、リメイクはされている。
「こんどは~」のフレーズは、映画『エイリアン2』の宣伝フレーズ「今度は戦争だ!」より。映画のヒットとともに有名になり、後々にもパロディで用いられる人気惹句。

6コマ目[編集]

勝改蔵「オレもよく大好きな作品のMY続編を考えたものなぁ…」
坪内地丹「まだ完結してないのばっかじゃん!!」
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美味 2
1983年から『ビッグコミックスピリッツ』で連載している『美味しんぼ
パタリ 2
1978年から『花とゆめ』を中心に連載している『パタリロ!』
ラスの仮面II
1976年から『花とゆめ』などで連載している『ガラスの仮面』。

表紙に描かれているのは『ジョジョの奇妙な冒険』に登場する石仮面。この作品もまだ完結していない。

7コマ目[編集]

勝改蔵「でも羽美の好きな猟奇殺人ものやホラーものは、たいてい2があるからいいよな。」[編集]

原題は全く違ったり、続編ではない物にそれらしいタイトルをつけていることも多い。 挙げられている物以外では「死霊の~」も『死霊のはらわた』『死霊の盆踊り』『死霊のえじき』『死霊のしたたり』など多い。

悪霊のなんとかとか

『悪霊のいけにえ』『悪霊の餌食』『悪霊のしたたり』『悪霊の家』『悪霊たちの館 呪われたハロウィンパーティー』など。
邦画では権利問題でソフト化しにくい『悪霊島』や、カルト作として知られる『犬神の悪霊』など。

地獄のなんとかとか

『地獄の門』『地獄の逃避行』『地獄の謝肉祭』や、スティーブン・キング自ら監督した『地獄のデビルトラック』など。 邦画ではリメイク版も作られている『地獄』や、無名時代の黒沢清が手がけた『地獄の警備員』など。

悪魔のなんとかとか

『悪魔のいけにえ』シリーズ、『悪魔の棲む家』シリーズ、『悪魔の毒々モンスター』シリーズ、『悪魔のはらわた』『悪魔の改造人間』『悪魔の密室』『悪魔の沼』『悪魔のサンタクロース 惨殺の斧』など。
ちなみに日本では制作国も年代も違う『悪魔のはらわた』『悪魔のいけにえ』『悪魔の墓場』を「悪魔シリーズ第○弾」と銘打ってプロデュースしていた。

P122[編集]

2コマ目[編集]

吊り広告[編集]

P123[編集]

(前ページ8コマ目より続き)1~3コマ目[編集]

勝改蔵:「シャア専用のモビルスーツといえば何?」
次二郎「決まってるじゃないですか。ズゴックに。赤いっ。」勝改蔵「ガンダムⅡ哀戦士しか見とらんのか!!」
勝改蔵「じゃあ、もしかしてⅢで宇宙行ったって知ってた?」次二郎「えっ、ガンダムって宇宙行くんですか?」
坪内地丹「しかし、あれは1作目を3分割したものなのでは・・・」
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機動戦士ガンダム』より。
指摘通り、元々はTV放送版を映画3部作にしたため、TV版においてはこの会話は成り立たない。

なお「Ⅲで宇宙行った」と言っているが、「機動戦士ガンダムⅡ哀戦士編」のEDですでに宇宙に上がる描写がされており、地球の衛星軌道を周回するホワイトベースから視点が宇宙空間へ移動しながらEDが終わる(劇場公開時はそのまま「機動戦士ガンダムⅢめぐりあい宇宙編」の予告がされる)という仕様になっている。
そのため「哀戦士」だけしか見ていない場合でも、宇宙に行くことは知っていると思われるのだが…。

5コマ目[編集]

次二郎「生まれた時すでに2歳と言いはり、」[編集]

古来の数え年の場合、生まれた時に1歳で、年が明けたら年神様からひとつ歳をもらうということで1歳加齢するので、年末に生まれた場合は元旦の時点で2歳になる。

次二郎「長男なのに二男をきどり、」[編集]

マリオブラザーズの弟・ルイージ

次二郎「私の母も二人目だし、」[編集]

いわゆる「二号さん」。つまり愛人のこと。

次二郎「暇さえあればロード第二章を口ずさみ、」[編集]

THE虎舞竜の楽曲『ロード』より。あまりに歌詞が長いため1章から13章に分割して発表された。

次二郎「もちろん愛車はカローラIIでいつかはマークIIに乗りたいです!!」[編集]

トヨタ自動車より生産されていた自動車トヨタ・カローラIIと、トヨタ・マークIIより(元はコロナ・マークIIだった)。
ちなみに「Mk- 」の表記は元々英国の兵器に用いられた型番である。

P124[編集]

コマ目[編集]

P125[編集]

4コマ目[編集]

次二郎「そうだ!! バビル2世は!? あれは素晴らしい作品じゃないですか!!」
勝改蔵「3つのしもべに命令ですか?」
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水木一郎が歌うアニメ「バビル2世」のOPより。(原作は横山光輝の漫画。)

三つのしもべに命令だ
怪鳥ロプロス空をとべ!
ポセイドンは海をゆけ!
ロデム変身地をかけろ!

ポスター「*目はクリスチャン」[編集]

映画『二代目はクリスチャン』より。
やくざの組の二代目組長を、組長の恋人である修道女が継いでしまうストーリー。

7コマ目[編集]

ポスター「TAN たぬき」[編集]

チェッカーズ主演の映画『CHECKERS IN TAN TAN たぬき』

P126[編集]

1コマ目[編集]

勝改蔵「そもそも2というのはあまりいい意味で使われないのだ。2枚舌、2重アゴ、2階から目薬、2階建て新幹線、etc…」[編集]

2枚舌
嘘をつくこと
2重アゴ
顎が2重に見えること
2階から目薬
もどかしいこと、または遠まわしすぎて意味がないことを表す諺
2階建て新幹線
空気抵抗が大きくなる、スペース上の問題から乗員・乗客の移動に時間がかかる、居住性の悪化などの問題がある。

車両は初めて二階席が設けられた新幹線100系と思われるが、画の都合上、実際にはない先頭車の2階仕様になっている(先頭車も二階仕様になったのはE1系から)。

3コマ目[編集]

名取羽美「でも2枚目とか2重まぶたとかは?」[#w4707599][編集]

2枚目
美男子の名称。歌舞伎の劇場の看板絵が由来で二枚目に美男役が飾られたことから(ちなみに看板絵の一枚目は主役、三枚目は道化役)。

P127[編集]

1コマ目[編集]

名取羽美「打ちあわせの時にプレステ2発売ですねーなんてたった一言かららしいですよ。」[編集]

プレイステーション2は今話掲載直後の2000年(平成12年)34日に発売された。

2コマ目[編集]

彩園すず「でもゲームとかだと2作目の方が面白かったりするよね。ドラクエIIとかストIIとかバイオIIとか。」[編集]

他にも『ロックマン2 Dr.ワイリーの謎』や『SaGa2 秘宝伝説』など、第2作で程よくアイディアの発展が充実していることからシリーズ最高傑作と言われているゲームは多い。

6コマ目[編集]

次二郎「もちろんプレステはやらずに耐えてきました。」「スーファミも64もサターンも!!」[編集]

7コマ目[編集]

次二郎「ついにゲーム機を買いかえる時が来たのですね!! セガマークIIから!!」
坪内地丹「セガマークII………」
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正式には「セガマークII」というゲーム機は存在しない。セガマークIIIが出てから、その前に出たSG-1000IIが「マークII」と呼ばれるようになった。
また、セガの機種だと「メガドライブ」の廉価版で「メガドライブ2」も発売されていた。
PCエンジンでは「PCエンジンコアグラフィックスII」という廉価版も発売されていた。

P128[編集]

1コマ目[編集]

彩園すず「そーいえばPC-8801MkIIなんての持ってたなぁ…」[編集]

1981年にNECから発売された8ビットパソコン・PC-8801の後継機として1983年にPC-8801mkIIが発売されたが、1982年に16ビット機のPC-9800シリーズが発売されており、こちらが普及したために微妙な位置づけになってしまった[1]
ちなみに、「mkII」表記は当時のNECホビー向けPCのPC-8001やPC-6001にも付けられた。しかしPC-9800シリーズはPC-8800シリーズ以上に多くの改良派生形が生産されたが、こちらは語尾にアルファベットを追記する方式となり、なぜか「mkII」表記の機種が出ることはなかった。

5コマ目[編集]

次二郎「その証拠にずっと2年生じゃないですかぁ。」
勝改蔵「言うなぁぁ!! それは、わかってても言っちゃならんことなのだぞ!!」
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当時連載2年目。

P129[編集]

5コマ目[編集]

名取羽美「で…誰が勝ったの?」
勝改蔵「結局勝ったのは乱入してきたぼくらの七日間戦争でした。」
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宗田理の小説「ぼくらの七日間戦争」。角川書店制作で映画化された。

P130[編集]

1コマ目[編集]

外見のモデルは鉄腕アトム

5コマ目[編集]

坪内地丹「ナゼボクハ カタカナシカ シャベレナク ナッテルノデスカ!?」オイルのなみだ[編集]

涙でオイルを流す表現はジョージ秋山の漫画『ザ・ムーン』や『機動戦艦ナデシコ The Prince of Darkness』でも見られる。

P131[編集]

4コマ目[編集]

次二郎「じゃあボクは二枚刃でひげをそることも!!」[編集]

T字型剃刀によくある仕様。

次二郎「二毛作で稲を刈ることも!!」[編集]

同じ耕地で一年の間に2種類の異なる作物(米と麦など)を栽培すること。さらに別の作物を作る三毛作もある。温暖な土地ならではの農業である。

7コマ目[編集]

勝改蔵「1号と2号で合体するのが日本のアニメじゃないですか!!」[編集]

『トップをねらえ』に登場するガンバスターのこと?ガンバスターはバスターマシン1号・2号が合体して構成されるメカ。

P132[編集]

主題歌「すこぶる戦隊発進にょ♥」[編集]

「にょ」はデ・ジ・キャラットの語尾。

4コマ目[編集]

勝改蔵「ロボットアニメは3体合体が基本だものな。」[編集]

『ゲッターロボ』をはじめ、『合身戦隊メカンダーロボ』『光速電神アルベガス』や、『勇者』シリーズの初期のサブメカ等。
画に最も近いものをしいて挙げると、3体合体したメカをパイロットが「着る」構造が独特な『UFO戦士ダイアポロン』がある。

(JISLACK 0120444442)[編集]

JASRACのもじり。

5コマ目[編集]

名取羽美「2も問題あるけど1をひっぱりすぎるってのも問題ですよね。」
彩園すず「私たちもそろそろかしらね。」
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「かってに改蔵」を終わらせて「かってに改蔵2」を描くということか。

欄外(雑誌掲載時のみ)[編集]

『かってに改蔵II』第1章・完。次号より『かってに改蔵0080』~ポケットの中の戦争~編開始!![編集]

機動戦士ガンダム』シリーズのOVA『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』より。
続編というよりは外伝的作品だが、ファーストガンダムの世界で描いたアニメ作品という範疇においてはこれが2作目にあたる。
監督は『超時空要塞マクロス』の高山文彦、脚本は『オネアミスの翼』の山賀博之が手がけ、従来の物語とは全く異なる主観視点から展開させる物語で、戦争の残酷さを骨太に描き出したストーリーは当時少なからぬ反響があった。


かゆいところ[編集]


コメント欄[編集]

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  1. ホビー向けPCは実際にはそのバージョンアップ機種となるPC-8801mk2SRとその後継機種が普及している。PC-9801シリーズがホビー向けに普及していくのは80年代後半から。