絶対可憐チルドレン
絶対可憐チルドレン(ぜったいかれんチルドレン)[編集]
2003年にサンデー超増刊7月号で読み切り版を掲載。2004年39号~42号で短期集中連載。その後2005年33号より本格的連載を開始した。
本作品はアニメ化され、2008年4月6日から2009年3月29日までテレビ東京系列で放送。2010年7月にはOVAが発売された。2013年1月よりスピンオフ作品がアニメ化されている(後述)。
作品概要[編集]
超能力の存在が当たり前となった現代を舞台に、強力な力を持つエスパー少女の明石薫・野上葵・三宮紫穂とそれを指揮する若き技術者の皆本光一が織り成すSFコメディーアクション。
あらすじ[編集]
そう遠くない未来、エスパー(超能力者)の存在が当たり前のものになり、しかしノーマル(普通人)との軋轢が完全になくなったわけではない世界。
若き天才科学者・皆本光一は、最強の超能力レベル「7」を持つ三人の少女、薫・葵・紫穂のお 目付け役に就任する。だが、この三人、カワイイが性格に少々難があって…。
アニメ版[編集]
2008年4月6日から2009年3月29日までテレビ東京系列で放送された(全52回)。
椎名高志作品では1993年の『GS(ゴーストスイーパー)美神』以来15年ぶりの[30枠で放送していた。現在の本枠は「プリキュアシリーズ。[1]そのつながりか椎名先生のファンサービスとして、美神令子役の鶴ひろみが明石秋江(薫の母)役、おキヌ役の國府田マリ子が明石好美(薫の姉)役で13話及び最終話にゲスト出演を果たした。
アニメーション制作がSynergySP、監督が川口敬一郎、アイキャッチしりとりなど一部『ハヤテのごとく!』を引き継いでいる部分もある。「ハヤテ」のキャラが背景中に多々登場するが、アニメ版33話では台詞つきで「ハヤテ」のキャラが登場するコラボレーションが実現した。
2010年7月16日に、中学生編をモチーフとしたオリジナルストーリーのOVA『絶対可憐チルドレン 愛多憎生!奪われた未来??』が発売。
2012年7月に新作アニメの制作が発表。兵部京介を主人公にしたスピンオフ作品『THE UNLIMITED 兵部京介』が2013年1月から3月にかけてテレビ東京ほかで放送された。
スタッフ[編集]
- 絶対可憐チルドレン
監督:川口敬一郎
メインキャラクターデザイン:加々美高浩
シリーズ構成:猪爪慎一
色彩設計:なかむらちほ
音響監督:松岡裕紀
音楽:中川幸太郎
アニメーション制作:SynergySP
- THE UNLIMITED 兵部京介
監督:五十嵐紫樟
シリーズ構成:猪爪慎一
キャラクターデザイン・総作画監督:たかぎじゅん
メカニックデザイン:寺岡賢司
色彩設計:岩沢れい子
美術監督:舘藤健一
音響監督:長崎行男
音楽:中川幸太郎
アニメーション制作:マングローブ
メインキャスト[編集]
- 絶対可憐チルドレン
~キャラクター | ~キャスト |
CENTER:明石薫 | CENTER:平野綾 |
CENTER:野上葵 | CENTER:白石涼子 |
CENTER:三宮紫穂 | CENTER:戸松遥 |
CENTER:皆本光一 | CENTER:中村悠一 |
CENTER:桐壺帝三 | CENTER:小杉十郎太 |
CENTER:柏木朧 | CENTER:浅野真澄 |
CENTER:梅枝ナオミ | CENTER:藤村歩 |
CENTER:谷崎一郎 | CENTER:家中宏 |
CENTER:賢木修二 | CENTER:谷山紀章 |
CENTER:蕾見不二子 | CENTER:ゆかな |
CENTER:常磐奈津子 | CENTER:中尾衣里 |
CENTER:野分ほたる | CENTER:佐藤利奈 |
CENTER:宿木明 | CENTER:大浦冬華 |
CENTER:犬神初音 | CENTER:清水愛 |
CENTER:澪/桃太郎 | CENTER:釘宮理恵 |
CENTER:マッスル大鎌 | CENTER:三宅健太 |
CENTER:兵部京介 | CENTER:遊佐浩二 |
- THE UNLIMITED 兵部京介
~キャラクター | ~キャスト |
CENTER:兵部京介 | CENTER:遊佐浩二 |
CENTER:アンディ・ヒノミヤ | CENTER:諏訪部順一 |
CENTER:ユウギリ | CENTER:東山奈央 |
CENTER:真木司郎 | CENTER:落合弘治 |
CENTER:加納紅葉 | CENTER:大原さやか |
CENTER:藤浦葉 | CENTER:羽多野渉 |
CENTER:賢木修二 | CENTER:谷山紀章 |
CENTER:皆本光一 | CENTER:中村悠一 |
ゲスト出演を含む久米田作品出演声優の出演は以下の通り。
- 白石涼子(木津多祢役)が野上葵役
- 中村悠一(あびる父ほか端役レギュラー)が皆本光一役
- 井上喜久子(大草麻菜実役)が真珠役(36話ゲストキャラ)
- 井上麻里奈(木津千里役)がユーリ役(37話、49話-)、兵部京介(幼少期)役
- 水島大宙(久藤准役)が豚郎役
- 北村謙次(ドイツ人役ほか)がヘリ兵役(兵部京介スピンオフ)
久米田康治との関連[編集]
久米田康治との関係[編集]
久米田先生と椎名先生が、週刊少年サンデーで同僚であった頃から非常に仲良くしていたこともあって、以下に記述するように、お互いの作品にそれぞれの影響が見られる。
さよなら絶望先生 作品内における「絶対可憐チルドレン」[編集]
本作の略称『絶チル』を絶望式にもじったキャラ『糸色チル』(いとしき ちる)、『糸色可憐』をはじめ、随所にこのネタが登場している(例・132話など)。
絶対可憐チルドレン 作品内における「さよなら絶望先生」[編集]
一方、週刊少年サンデー連載の『絶チル』側にも絶望先生関連のネタが散見される。2008年12月3日発売・サンデー2009年1号では、ヒロインの一人である明石薫が絶望先生風の着物姿で「あてつけに死んでやる!!絶望した……!!」と縄で首を吊るふりをする描写が見られた。
また、2010年3月31日発売・サンデー2010年19号(第212話)では糸色チルによく似た人物が囮の人形(デコイ)として登場した。絶望先生側も220話で張り紙ネタとして登場している。
- ↑ 『GS美神』は朝日放送(ABC)をキーステーションに、東映アニメーション制作枠である日曜8]」が放送されている。