MAJOR
MAJOR[編集]
満田拓也による漫画。「週刊少年サンデー」にて、1994年33号から2010年32号まで連載された。全78巻。
2015年15号からは、続編となる「MAJOR 2nd」が連載されている。
作品概要[編集]
本作は主人公・茂野吾郎の半生記であり、5歳から物語が始まり、最終話では34歳となっている。
吾郎の入団するチームは何かしらの問題を抱えた弱小チームであることが多く、彼がその情熱でチームメイトの心を動かし、チームが一丸となって前進していくのが本作の基本的なスタイルで、「友情」や「努力」といった少年漫画として王道的なテーマを扱いながらも、それによって主人公や家族が不幸になる事はないというサンデーの独自性が出た作品として「家族」「逆境」もまた、本作の重要なテーマになっている。
桑田真澄や井川慶、岩村明憲、田中将大ら、現役・元プロ野球選手にもファンが多い。
続編の「MAJOR 2nd」では吾郎の息子の大吾が主人公となり、父と違い才能に恵まれず、常に偉大な父と比較される2世[1]の苦悩と成長が描かれている。
あらすじ[編集]
アニメ版[編集]
『MAJOR』の連載10周年を記念して、2004年からNHK教育テレビの「土6」時間帯にて放送を開始した。毎年1月から6月にかけて本放送が行われ(第3シリーズ - 第5シリーズ)、7月から12月には再放送が行われた[2]。テレビは第6シリーズをもって完結。第4シリーズと第5シリーズの間に劇場版映画も製作・公開された。
基本的には原作に沿っているが、原作に含まれるパンチラ・暴力的・差別的なシーンを中心として一部のシーンや登場人物の設定に変更がなされており、原作のストーリー展開とは違った登場人物の軽い振る舞いがみられている。
また、元々話数の多い原作のストックがあったり、前述のような本放送と再放送を繰り返すNHKならではの放送形態が功を奏し、連載中の漫画を原作としたアニメによく見られる「放送内容が原作に追いついてしまい、不自然に話を引き伸ばす現象」や「原作とアニメで異なるストーリーに分岐する現象」は回避されていた。[3]
スタッフ[編集]
メインキャスト[編集]
ゲーム版[編集]
本作を題材にしたゲームが、任天堂Wii向けに2作、DS向けに1作が製作されている。
この内、Wii向けソフト「メジャーWii パーフェクトクローザー」が様々な理由からクソゲーとして伝説的な評価を受けており、「さよなら絶望先生」作中でもネタにされている。
久米田康治との関連[編集]
さよなら絶望先生 作品内にて[編集]
かってに改蔵 作品内にて[編集]
作中にて度々、本作をネタにしている。
行け!!南国アイスホッケー部 作品内にて[編集]
MOJOR(モジャー)というタイトルのパロディで、月斗がメジャーリーグならぬモジャーリーグ入りするというエピソードがあった。一応野球ではあるがその内容は…お察し下さい。