ストリートファイター
ストリートファイター[編集]
カプコンが発売する2D対戦型格闘ゲーム。
概要[編集]
1987年に『ストリートファイター』がアーケードゲームとして稼働した。 アメリカで対人戦が盛り上がり、それを受けて1991年に『ストリートファイターII』シリーズが始まる[1]。 ゲームセンターで長い行列ができるほどの人気を誇り、格ゲーブームの火付け役となった。
1994年に映画化されたが、やはりゲーム原作のアニメや映画は成功した例は極めて少なく、主題歌として使われた篠原涼子の「愛しさと切なさと心強さと」だけは同年のヒット曲となっていた。
ハリウッドで実写映画化もされたが、こちらは何故かガイルやキャミィが主役扱いで、本来の主役であるリュウやケンがせこい詐欺師に成り下がっていたり、ザンギエフ役の俳優がハマリ過ぎだったりと違う意味で話題となった。しかも後にゲーム化(アーケードの『ストリートファイター ザ・ムービー』およびプレイステーション・セガサターンの『ストリートファイター リアルバトル オン フィルム』)されるというポロロッカ現象を起こしたが、実写キャラクターがカクカクと動くそのシュールな映像から、究極のバカゲーとして黒歴史扱いとなっている[2]。なお、2008年には春麗を主人公にした実写映画も公開されている。
その後、外伝的続編の『ストリートファイターZERO』シリーズが1995年に、シリーズ初の3Dグラフィックを起用した外伝作『ストリートファイターEX』シリーズが1996年に[3]、そして正当な続編である『ストリートファイターIII』シリーズが1997年に製作された。
2008年には約10年ぶりに続編の『ストリートファイターIV』が稼働。本作よりナンバリングタイトルでもグラフィックが3D化された。
2012年にはバンダイナムコゲームスとのコラボレーションタイトル『ストリートファイター クロス 鉄拳』が家庭用ゲーム機で発売された。
2014年12月に『ストリートファイターV』の開発が発表された。2016年2月に発売。世界各地のプレイヤーとのネット対戦に格ゲー熟練者同士の対戦プレイの観戦など、折しも全世界でブームが始まった"eスポーツ"に特化したゲームシステムが盛り込まれている。
2023年6月2日に最新作『ストリートファイター6』が発売。eスポーツを意識したゲームシステムはそのままに『III』から更に時系列の進んだストーリーに加えて、アバター育成の一人用プレイモードの「ワールドツアーモード」や簡単コマンド操作「モダンタイプ」など格ゲー初心者にも向けたシステム等も功を奏してシリーズ久々のヒット作となっている。
各シリーズにおける久米田作品出演声優の出演は以下の通り。
- 沢城みゆき(関内・マリア・太郎役)がキャミィ役(家庭用『ストリートファイターIV』、『スーパーストリートファイターIV』、『ウルトラストリートファイターIV』、『ストリートファイター クロス 鉄拳』、『ウルトラストリートファイターII』『ストリートファイター6』)とディカープリ役(『ウルトラストリートファイターIV』、『ストリートファイターV』(ノンプレイアブル))
- 中村悠一(あびる父等のモブ役)がフェイロン役(家庭用『ストリートファイターIV』、『スーパーストリートファイターIV』、『ウルトラストリートファイターIV』、『ウルトラストリートファイターII』)
- 岸尾だいすけ(ネガティブ部員C役)がコーディー役(『スーパーストリートファイターIV』、『ウルトラストリートファイターIV』、『ストリートファイター クロス 鉄拳』[4]、『ストリートファイターV』)
- 根谷美智子(根津美子役)が春麗(『CAPCOM VS SNK』シリーズ)及びローズ役(『ストリートファイターZERO3』)
- 小林ゆう(木村カエレ役)がニーナ・ウイリアムズ役[5](『ストリートファイター クロス 鉄拳』)
- 井上麻里奈(木津千里役)がクリスティ・モンテイロ役(『ストリートファイター クロス 鉄拳』)
- 麦人(音無芽留の父役)がサガット役(実写映画版『ストリートファイター』)
- 藤田咲(初音ミク役)がエレナ役(『ウルトラストリートファイターIV』、『ストリートファイター クロス 鉄拳』[6])
- 立木文彦(冬将軍役)がギル役(『ストリートファイターV』[7])
- 杉田智和(一旧役)がJP(ジェイピー)役(『ストリートファイター6』)
- 喜多村英梨(名取羽美役)がハン・ジュリ役(『スーパーストリートファイターIV』、『ウルトラストリートファイターIV』、『ストリートファイター クロス 鉄拳』、『ストリートファイターV』、『ストリートファイター6』[10])
- 堀内賢雄(ドリアンムケ皮役)がリュウ役(実写映画版『ストリートファイター』)
- 三木眞一郎(マリオ役)がサガット役(『ストリートファイターZERO』シリーズ、『CAPCOM VS SNK』シリーズ)
- 山野井仁(坪内砂丹役)がロレント(『ストリートファイターZERO』シリーズ、『CAPCOM VS SNK 2』、『ウルトラストリートファイターIV』、『ストリートファイター クロス 鉄拳』)、イーグル(『CAPCOM VS SNK 2』、『ストリートファイターZERO3↑↑(ダブルアッパー)』)、ヴルカーノ・ロッソ役(『ストリートファイターEX』シリーズ)
- 悠木碧(覆面役)がメナト役(『ストリートファイターV』)
- 飛田展男(あの方役)が是空役(『ストリートファイターV』)
- 山本兼平(配達人・プロデューサー役)が予言する戦士役他(『ストリートファイターV』、ストーリーモードでのみ登場)
- かくしごと声優
- 村瀬歩(芥子駆役)がショーン役(『ストリートファイターV』(ノンプレイアブル)[11])
- 花江夏樹(十丸院五月役)がエターニティ役(『ストリートファイター6』バトルハブ、ワールドツアーモード)
- 小市眞琴(女性B役)がエリザ役(『ストリートファイター6』ワールドツアーモード)
- 夏目響平(男性客C役)がボシュ役(『ストリートファイター6』ワールドツアーモード)
- 白石兼斗(先生、店員役など)がアバターの男性ボイス役(『ストリートファイター6』)
- 大塚明夫(戒潟魁吏役)がセス役(『ストリートファイターIV』『ストリートファイターV』[12])とナレーション役(『ストリートファイターEX』ドラマCD)
久米田康治との関連[編集]
『STREET FIGHTER 15周年最強読本』に久米田康治先生がイラストを寄稿している。
- ↑ 元々はアメリカ側の要請により初代の続編としてベルトスクロールアクション『ファイナルファイト』シリーズが制作されたものの、ジャンルが違うとの声を受けてあらためて『II』が開発された経緯を持つ。後に『ZERO』シリーズより『ファイナルファイト』の世界観も取り入れられている。
- ↑ ただし『ザ・ムービー』はともかく『リアルバトル オン フィルム』のゲーム自体は『スーパーストリートファイターII X』をベースとして作られており、ゲーム性を評価する人も多い。1996年当時は『スパII X』がプレイステーションやセガサターンで発売されていなかったこともあり、その代用に買う人も多かった。また映画オリジナルキャラクターである“キャプテン・サワダ”は、そのキャラクター性から一部好事家の人気が異様に高い。
- ↑ 元カプコン社員が起したゲーム会社『アリカ』との共同開発。後にカイリやスカロマニアなど『EX』シリーズにのみに登場していたアリカオリジナルのキャラクターによる対戦型格闘ゲーム『ファイティングEXレイヤー』が2018年6月28日に発売された。
- ↑ PlayStation Vita版で追加されることが発表されたキャラクター。PS3/Xbox360版ではダウンロードコンテンツとして、Vita版発売と同時に配信されることが発表された。しかし、Xbox360版のソフトが解析され、ディスク内に追加キャラのデータが存在することが判明、さらにそのキャラを違法な手段で使用するプレイヤーが続出したため、PS3/Xbox360版はVita版の発売前に先行配信されることになった。
- ↑ 彼女と後述のクリスティ・モンテイロは鉄拳シリーズのキャラクター。
- ↑ PS3/Xbox360では追加キャラクター。
- ↑ 発売当初はストーリーモードにのみ登場するキャラだったが、2019年11月18日に追加プレイアブルキャラクターとして実装された。
- ↑ 元々はスーパーファミコン『ファイナルファイト2』のプレイアブルキャラ。
- ↑ 元々は初代『ストリートファイター』のみに登場していたCPU専用キャラクターで、ノンプレイアブルながらも"36年ぶり"にゲーム本編への復活を果たした。
- ↑ ジュリはバンダイナムコゲームス、セガ、カプコンの3社キャラクターが出演するコラボRPG『プロジェクトクロスゾーン』にもストリートファイターシリーズからの参戦キャラとして登場する。
- ↑ 元々は『ストリートファイターIII』のプレイアブルキャラ。『V』ではストーリーモードにのみ登場。
- ↑ 2020年2月14日に追加プレイアブルキャラクターとして実装された。