十七日目/ツリー惨事
十七日目/ツリー惨事(つりーさんじ)[編集]
タイトルの元ネタは古典落語の演目の一つ『穴釣り三次』より。
商家の娘と奉公人が恋仲となり、奉公人は兄が住職を務める寺に預けられる。娘は店の金を持って家出して寺を探すが、途中で道案内を名乗る男に騙されて殺されてしまう。奉公人は疑いをかけられ、意外な真相が明らかになっていく。
ちなみに、穴釣りとは凍結した水面や岩の隙間など、狭い場所に潜む魚を狙う釣りの手法。
現在はテトラポッドの隙間が定番の釣り場になっている。
作品情報[編集]
2010年12月9日発売、別冊少年マガジン1月号に掲載。
P556(雑誌掲載時のみ)[編集]
今回は扉絵なしで、代わりに単行本第弐巻発売告知となっている。
『「バトル・ロワイアル』と『SAW』を足して2で割ったような雰囲気。
P557(雑誌掲載時のみ)[編集]
外枠にてメインキャラクターの紹介がある。
P4[編集]
扉絵(単行本描きおろし)[編集]
大量の雪玉を持って、それを投げようとしている波浪浮亭木胡桃。
中に石らしき何かが埋まっているような雪玉を投げようとする空琉美遊亭丸京と、それから逃げようとする蕪羅亭魔梨威。
頭や肩に雪が積もり、寒さに震える暗落亭苦来。
室内から雪景色を眺める防波亭手寅と覆面落語家。
P5[編集]
1コマ目[編集]
ホワイトボード「マンガ界が平和でありま よう」[編集]
『さよなら絶望先生』143話以降から描かれ続けている義務背景。
木胡桃の髪が単行本ではより細かく描かれている。
また、魔梨威の顔も、単行本では修正されている。
4コマ目[編集]
手寅のパソコンの画面「amozon.cajp」[編集]
インターネット通販サイト「Amazon.co.jp」。
単行本ではこのコマと、次の5コマ目の手寅の口元を描き直しており、笑顔の表情になっている。
P6-P7[編集]
単行本では室内にあるクリスマスの飾り、プレゼント箱、雪だるま、トナカイなどが加筆されている。
P8[編集]
2コマ目[編集]
魔梨威「デカすぎだろ!!」
手寅「パソコンの画面だと大きさ わからなかったんだよ」
丸京「確認して買えよ!」[編集]
写真では分かりにくくても、大きさは数字で書いてありそうなものですが。
また、比較の対象としてタバコの箱を横に置くこともある。ただ世の禁煙ブームの影響で煙草の箱が置かれることは減少している。
P9[編集]
単行本では1コマ目背景のクリスマス装飾が加筆されている。
P10[編集]
4コマ目[編集]
手寅「みんなの笑い者だった真っ赤なオハナのマリーさんが暗闇を照らすのに役に立つとは」
魔梨威「わたしゃトナカイか!」[編集]
クリスマスソング「赤鼻のトナカイ」の歌詞より(⇒☆)。
また、この曲をモチーフにした同名のアニメもある。
7コマ目[編集]
苦来(はい・・・ その光の射す方へ行けばいいのですね)[編集]
『さよなら絶望先生』38話でも糸色望が同様のセリフを言っている。
P11[編集]
3コマ目[編集]
携帯メール「ごめん 今日行けなくなった >< エビゾー」[編集]
市川海老蔵の項目参照。
5コマ目[編集]
手寅「ケータイ画面の光を利用できたのに」[編集]
阪神淡路大震災の時には、電力が復旧していない状況での光源に携帯電話の画面が役立ったという話が多数あったと言われている。
スマートフォンのアプリには、一時的にバックライトを白色の最大光量で光らせることで懐中電灯の代用品にできるようにするものがある。
P12[編集]
P13[編集]
3コマ目[編集]
丸京「夜戦じゃ光だしてるほうが不利に決まってるだろ」[編集]
実際の夜戦で用いる歩兵用暗視装置では、最初は赤外線(不可視)を照射して専用機器で受像するアクティブ方式が採用されたが、この場合相手側も受像機器を持っていると赤外線照射装置が見えてしまう(=敵に位置を知られてしまう)ため、ベトナム戦争以降からは微かな自然光を増幅して視界を得るパッシブ方式(スターライトスコープ)や、温度を持つ物質が自然に発している微弱な赤外線を探知するサーマルビジョン方式に代わった。
スターライトスコープは強烈な光を見ると故障すると思われているが、現在出回っているものの多くは対策が取られているので、強烈な閃光を浴びても普通に見ることが可能である。
P14[編集]
P15[編集]
2コマ目[編集]
コンビニの光に吸い寄せられる地元のヤンキー[編集]
地方のコンビニは不良のたまり場となっているケースが多い。夜間の集客率が落ち込むので、オーナーの悩みの種である。
ヤンキー「からあげくん切れてんなぁ」[編集]
「からあげクン[1]」とは、日本の大手コンビニエンスストア「ローソン」で売っている鶏の胸肉を使った唐揚げ。
1986年4月発売されてからローソンのファストフード主力商品となっている。
味は基本的にはレギュラー・レッド・チーズの3種類だが、季節・地域限定で様々なフレーバーを出している。
発売当時は5個入り200円で9個入りの箱型もあったが、現在は5個入りで税込210円。なお、時期によっては1個プラスの時がある。
3コマ目[編集]
死者の霊「その光の射す方へ行けばいいんですね」[編集]
『かってに改蔵』や『さよなら絶望先生』でもしばしば使われる台詞。
4コマ目[編集]
光の戦士 原口[編集]
民主党の原口一博衆院議員。
かつて堀江貴文氏の衆院選出馬後に民主党の永田寿康議員(当時)が問題にしたライブドア偽メール事件(後にガセネタと判明)について、当時のTV出演で「ライブドアや自民党と結託し、政府をも操る闇の組織と戦っている」という旨の陰謀論的な発言をしたことでトンデモ好事家筋からの好感を得て「光の戦士」と揶揄されるようになる。
これに因んではいないが、総務相任期中に国内の通信回線インフラを銅線から光ファイバーに置換する「光の道」構想を提唱したが、インフラ事業への政府の統制的介入との批判もある。
5コマ目[編集]
光回線を使いたい社長[編集]
ソフトバンクの孫正義社長。
原口一博総務相(当時)が国内の通信回線を全て光ファイバーにすると発表した「光の道」構想を汲む形で2010年11月に総務省に要望書を提出した。
ソフトバンク社は国費を使わずに効率化、コスト削減につながると提案しているが、維持費など諸費用についての説明不足や、NTTグループの分割要求の是非などの点で他社と対立している。
次ページの9コマ目のツリーの中(中央左)にはソフトバンクのCMキャラクター犬「白戸次郎」もいる。
6コマ目[編集]
太田 光に吸い寄せられる田中[編集]
お笑いコンビ「爆笑問題」のこと。
イラストは二人が扮するネズミのキャラクター「爆チュー問題」。実際番組でいじったり、ちょっかいを出そうと近寄るのは太田の方である。逆にコンビの解散を言い出す(離れていく)のは田中の方である。
7コマ目[編集]
虫[編集]
昆虫には光に向かっていく習性(走光性)があり、特に人間には見えない紫外線を視認することができる特徴は、移動や食性などの生態に深い影響を及ぼしている。この習性を利用して蛾や羽虫を駆除する装置が誘蛾灯である。
8コマ目[編集]
イカ[編集]
イカは視力がよく、釣りの際には集魚灯を使って引き寄せる漁法が定番となっている。
次ページの9コマ目のツリーの中(左端)には安部真弘の漫画及びアニメ『[[[金元寿子 侵略!イカ娘]]』の主人公であるイカ娘(CV])らしきキャラクターもいる。
P16[編集]
3コマ目[編集]
木胡桃「お正月が お正月が・・・怖い・・・・・・」[編集]
『さよなら絶望先生』でも28話・29話・33話・73話のオチで、糸色交が同様の台詞を言っている。
手寅「角松もう頼んでおいたよ」[編集]
おそらく「門松」の誤字。次回、本当に門松が届きました。
単行本では修正済み。
尚正月門松を飾るのは、正月来訪してくれる神様は切り口が鮮やかなモノが好きなので、スッパリ切り口が出来る竹を用いて神様を招いているそうだ。
P569 楽屋雀の巣 じょしらく通信 ファンページ(雑誌掲載時のみ)[編集]
義務?[編集]
今話の覆面落語家[#m47c71c5][編集]
P4扉絵、P14の5コマ目、8コマ目[編集]
かゆいところ[編集]
P5の1コマ目[編集]
窓際の日本人形もサンタの装い。いきなり髪が伸びています。
P6-7, P16の1コマ目[編集]
危機回避能力の高さゆえ、手寅だけ難を逃れている。
P15の9コマ目(単行本加筆)[編集]
コマ右上のクリスマスポスターに信者のおばさんがいる。
- ↑ 販売開始当時に流行していた植田まさしの漫画「かりあげクン」がネーミングの由来となっている。