下請探偵 鋸織粕日郎シリーズ 『密室の留学生』
下請探偵 鋸織粕日郎シリーズ 『密室の留学生』
(したうけたんてい のこりかすひろシリーズ みっしつのりゅうがくせい)[編集]
作品情報[編集]
2012年12月26日発売、週刊少年マガジン4・5合併号に掲載。
P1[編集]
センターカラー 扉絵[編集]
ポプラ社より刊行[1]された江戸川乱歩の『少年探偵シリーズ』の表紙風レイアウト。
P2[編集]
鋸織の全身絵,欄外[編集]
独特な座り方 独特な&ruby(しごと){生業};――[編集]
名探偵のお約束ポーズの一つ。太宰治の座り方が元ネタの可能性もある。
4コマ目[編集]
鋸織粕日郎「名だたる名探偵が匙を投げた事件だ」[#l187717e][編集]
「匙を投げる」とは、もうどうしようもないと諦めて、その事から引く事。元々は、医者が治る見込みの無い病人を見放す時に薬を調合する匙(スプーン)を投げ出すという意味が由来。もちろんP4のように実際にスプーンを投げる動作は必要ない。
名だたる名探偵のシルエット[編集]
上から順に江戸川コナン、金田一一、シャーロック・ホームズ。
P3[編集]
P4[編集]
3コマ目[編集]
慈護しより「シャードックが匙を投げました」[編集]
原作・安童夕馬、作画・佐藤友生の漫画『探偵犬シャードック』に登場する主人公犬。
『探偵犬シャードック』は、第1部が週刊少年マガジンにて2012年52号まで連載されていた。
P5[編集]
P6[編集]
P7[編集]
P8[編集]
4コマ目[編集]
水空新太郎「他殺に比べて自殺の方法は 本人に死ぬ気があれば数万通り」[編集]
掲載時期に世間的な注目を集めた意外な自殺方法は、尼崎事件の主犯格の自殺がある。
2012年12月12日に尼崎事件の主犯格の女性が、警察の留置所内にて就寝状態を装い、布団の中で長袖シャツを首に巻きつけて窒息死した。本人は前々から自殺をほのめかす発言をしていた上に、日本中から注目された事件の最重要被疑者の自殺を止められなかった為、警察の監視態勢が非難された。ちなみに、主犯女性と同房で寝ていた人も自殺に気付かなかったという。
P9[編集]
4コマ目[編集]
慈護しより「人の入れない隙間で起きた「隙間殺人事件」を 20kgもの減量というデニーロアプローチで解決したり」[編集]
デ・ニーロ・アプローチは、俳優のロバート・デ・ニーロが行なっていた徹底的に役作りを追求する手法、及びそれに倣った役作りを指す映画界の造語。
デ・ニーロ自身は映画『レイジング・ブル』にて、主人公のボクサーとしての全盛期から引退後の肥満体型まで完璧に身体を作り込んだことで知られる。
近年では、クリスチャン・ベールの役作りが有名。映画『マシニスト』(2004年)で衰弱した役を演じるために30kgの減量を行い、その後『バットマン・ビギンズ』(2005年)出演のために半年で体重を元に戻すという極限のデ・ニーロ・アプローチを見せている。
5コマ目[編集]
慈護しより「短すぎるし鉄道でもないしテンション上がらないという理由で十津川警部が匙を投げた 「ゆいレール」殺人事件を 延べ100往復して解決したり」[編集]
- 十津川警部
西村京太郎の推理小説で主に主人公を務める十津川省三のこと。
トラベルミステリーシリーズの探偵役であり、テレビドラマも非常に多く制作されている。
なお西村京太郎作品では、『十津川警部「オキナワ」』にてゆいレールが登場し、文庫版の表紙にもゆいレールが描かれている。ただし、短距離で沖縄唯一の軌道線であるため、トラベルミステリー的なトリックに用いることはできていない。
- ゆいレール
沖縄都市モノレールの愛称。
那覇空港駅から首里駅まで約13kmの距離を約27分かけて走行している。
なお、2012年1月に首里駅から浦西駅までの約4kmの延長計画が認可され、着工している。
『かってに改蔵』第262話で坪内地丹が「ゆいレール殺人事件」を提案した際も、その短さがネックとなっていた。
この回では「西村京太郎が気づく前に」とも発言している。
P10[編集]
3コマ目[編集]
慈護しより「めんどくさいだけの事件をいくつも解決してまいりました!」[編集]
四国八十八か所殺人事件[編集]
四国にある88か所の札所(霊場)。これを巡ることを「お遍路」という。
全順路の距離は選ぶ道によって異なるが、順打ちで約1100~1400km、逆打ちではさらに幾分増すという。
ミッキーの中の人殺人事件[編集]
中の人などいません!いないったらいないのです!!
漫画家原稿紛失殺人事件[編集]
2008年に雷句誠先生の『金色のガッシュ!!』連載終了に伴う原稿返却の際に、週刊少年サンデー編集部側がカラー原稿を紛失していたことが発覚し、小学館に対する訴訟へと発展した騒動のこと。
久米田先生もキラーパスにより巻き込まれる形となった。
詳細な経緯は小学館#小学館原稿紛失訴訟も参照。
一円玉一万円分殺人事件[編集]
1万枚の1円玉(1g×10000=10kg)を凶器に用いたのか、はたまた1万枚の1円玉にまつわる何らかの強迫から生じた殺人事件なのか・・・いずれにせよ、事件に関わるもの全てに重大な精神的疲弊がもたらされそうな展開は想像に難くなさそうです。 元ネタは『五十円玉二十枚の謎』?
エレ無し5階引っ越し殺人事件[編集]
6階以上の建築物にはエレベーターを設置する義務が発生するため、あえて5階建てにする建築物もある。
搬入の苦労が推察されます。
ドリアン畑切りさき殺人事件[編集]
ドリアンは主にマレーシアなど東南アジア地域で採れる果実で、濃厚な甘味と甘い香り、そして強烈な臭いがすることで有名。世界各国の飛行機やホテルなどでは持ち込み禁止になるほど国際的臭気食物として認知されている。
なお、実際の果実は木に生るので、「畑」より「果樹園」の方が適切なような感もあるが、栽培現地のニュアンスでは「畑」で通じているようである。ちなみに、ドリアンは虎の好物でもあるため、農家の人は臭いよりも獣害への警戒で苦労するという。
薔薇族十時間殺人事件[編集]
同号で『金田一少年の事件簿』20周年記念シリーズ第4弾として始まった『薔薇十字館殺人事件』と、ゲイ雑誌『薔薇族』を掛けたもの。
ちなみに、『薔薇族』も1971年の創刊以来、2012年までに3度の休刊と復刊を経ている波乱万丈の雑誌である。
真実は一つとは限らない大人の事情殺人事件[編集]
江戸川コナンのアニメ版での決め台詞。
真実はいつも一つ!
P11[編集]
P12[編集]
5コマ目[編集]
鑑識の帽子「MPD」[編集]
警視庁の英語名称「Metropolitan Police Department」の略。
P13[編集]
P14[編集]
P15[編集]
P16[編集]
6コマ目[編集]
慈護しより「先生がんばって 私がサライを歌いますから」[編集]
日本テレビの『24時間テレビ』のテーマソング。
鋸織粕日郎が駆け回る姿を、24時間テレビ恒例のチャリティマラソンに見立てている。
P17[編集]
P18[編集]
P19[編集]
P20[編集]
11コマ目[編集]
慈護しより「先生が入室してから30分後 日本全土に着弾しました」[編集]
時事ネタとして、2012年12月に北朝鮮が2度目の銀河3号(テポドン2号改)の打ち上げを行い、人工衛星「光明星3号(2号機)」の軌道投入に成功している。
この打ち上げ成功により、北朝鮮が保有する弾道ミサイルの射程が1万km以上あることが正式に確認され、日本全土はおろかアメリカ西海岸までもが射程範囲に入ることとなった。
P21[編集]
欄外[編集]
『下請探偵 鋸織粕日郎シリーズ』完?[編集]
久米田康治先生の新連載は、あったかくなった頃の予定・・・・目標!![編集]
さよなら絶望先生からの義務キャラクター[編集]
今話の櫻井よしこ女史[編集]
P17の1コマ目[編集]
今話の麻生太郎氏[編集]
P17の2コマ目[編集]
今話の安倍晋三氏[編集]
P17の1コマ目[編集]
今話の娘々[編集]
P17の2コマ目[編集]
今話の酒井法子[編集]
P17の1コマ目[編集]
かゆいところ[編集]
P2欄外告知欄[編集]
『さよなら絶望先生』全31集&『じょしらく』①~④巻発売中。[編集]
『さよなら絶望先生』は全30集です。きつちりしなさい!
担当Twitterによると校了担当のミスらしい。(⇒★>https)
『じょしらく』⑤巻 通常版&OVA付き限定版2月9日発売。[編集]
別マガでは講談社のDVD付き限定版の際に用いられる「OAD」と告知されているが、今号の週マガでは「OVA」として告知されている。
単行本収録[編集]
現在のところ単行本への収録も、カラーページの収録も未定とのこと。(⇒★>https)
コメント欄[編集]
- ↑ 現在はポプラ文庫として出版されている。