ドラえもん
ドラえもん
藤子・F・不二雄の漫画。およびそのアニメ作品。
1970年に小学館の学年誌で連載開始。後にコロコロコミックなどでも連載されていた。現在でも幅広い層に支持されてる。
作品概要
何をやってもダメな少年・野比のび太と、彼を助けに未来世界から現れ、未来のひみつ道具を貸し与えるネコ型ロボットのドラえもんを中心とした、のび太の家族や友人たちと巻き起こす不思議かつ日常的なストーリー。
作品は、基本的にはドラえもんが四次元ポケットから出す未来の道具「ひみつ道具」をめぐるドタバタ劇を中心としたギャグ漫画ではあるが、友情や寓話性、風刺などの側面にも満ちている。
アニメ版
1970年代から何度かアニメ化されている。
- 1973年に日本テレビ系列で放送されたシリーズ (俗称:旧ドラ)
- 1979年から2005年3月までテレビ朝日系列で放送されたシリーズ
- 2005年4月以降テレビ朝日系列にて放送中のシリーズ (俗称:新ドラ)
メインキャスト
~キャラクター | ~1973年版 | ~1979年版 | ~2005年版 |
CENTER:ドラえもん | 富田耕生(13話まで) →野沢雅子(14話以降) |
CENTER:大山のぶ代 | CENTER:水田わさび |
CENTER:野比のび太 | CENTER:太田淑子 | CENTER:小原乃梨子 | CENTER:大原めぐみ |
CENTER:源静香 | CENTER:恵比寿まさ子 | CENTER:野村道子 | CENTER:かかずゆみ |
CENTER:骨川スネ夫 | CENTER:八代駿 | CENTER:肝付兼太 | CENTER:関智一 |
CENTER:剛田武 | CENTER:肝付兼太 | CENTER:たてかべ和也 | CENTER:木村昴 |
絶望声優では、「2005年版ドラえもん(新ドラ)」に風浦可符香役の野中藍がノラミャー子役(2007年)として、大草麻菜実役の井上喜久子がイデア役(2008年)として、また丸内翔子役の堀江由衣が小原のぞみ役(2008年)ならびにモリーナ役(映画ドラえもん 新・のび太の宇宙開拓史(2009年))として出演している。~堀江由衣は「1979年版ドラえもん」にも少女役(映画ドラえもん のび太の太陽王伝説(2000年))で出演していた。
実写CM
トヨタが2011年11月より実写のCMを放送している。30歳になったのび太を中心とし、以後シリーズ化される予定だが、原作と違う設定となっていて、一種のパラレルワールドとなっている。
ドラえもんに関しては、CGや着ぐるみではなく、俳優であるジャン・レノが青い服と帽子姿で演じている事で話題となっている。
久米田康治との関連
久米田康治との関係
久米田先生は藤子・F・不二雄先生の大ファンらしく、ドラえもんをはじめ各作品を相当に読み込んでおり、週刊少年サンデー時代の作品中でもデビュー作の『行け!!南国アイスホッケー部』から、『太陽の戦士ポカポカ』、『かってに改蔵』まで、さらに週刊少年マガジンに移籍して以降『さよなら絶望先生』作品内においても引き続きドラえもん関連の細かいネタが多い。
記念すべき『さよなら絶望先生』の1話『さよなら絶望先生』と2話『帰ってきた絶望先生』のサブタイトルの組み合わせも、ドラえもんてんとう虫コミックス第6巻掲載の『さようなら、ドラえもん』と第7巻掲載の『帰ってきたドラえもん』を強く意識した作りになっている。同様の事例は、かってに改蔵の第222話『さようなら山田さん』と第223話『帰ってきた山田さん』の組み合わせでも確認することができる。
『さよなら絶望先生』268話『ペイの拡充』では、後半部分でドラえもんてんとう虫コミックス13巻収録『お金のいらない世界』そのままの展開を無自覚に描いてしまい、小学館・藤子プロからは許可されたものの、このエピソードの単行本への収録を自粛した。
さよなら絶望先生 作品中にて
本作でもしばしばネタに活用される。
2005年ごろには声優交代の時期だったため声優ネタがしばしば見られた。
ドラえもんが「青いたぬき」「黄い妹」としてカップ麺ネタで登場(9話、31話と118話)している。
37話では、ドラえもんが22世紀から持ってきたマンガ雑誌に連載されていた作中マンガが『モライモンとヒロイモン』とジャイ子の同人誌『虹のビオレッタ』が登場。
また、スネ吉兄さん(50話)、オシシ仮面(52話)、神成さん(97話)、ギガゾンビ(100話)、キー坊(148話)などマイナーなキャラクターまで登場している。また、158話では、大長編ドラえもん「ドラえもん のび太と鉄人兵団」に登場した巨大ロボット「ザンタクロス」をはじめ作品中に登場したひみつ道具がふんだんに盛り込まれた。
168話では、ついにドラえもん本体(量産型?)が登場するも、経費節減(と著作権の都合)によりヒゲ・塗装・鈴・ポケットを削られてしまい、何のキャラかわからない見た目になっていた。以降義務として登場している。公式な呼び方は特に無く、当wikiでは「イロイロ削られたナニか」と呼んでいる(・3・)
そのほか、以下のひみつ道具が登場している。
- ・石ころ帽子
- さよなら絶望先生第四集・紙ブログ。また、糸色望の文学同人誌「石ころ」もここから。
- ・ハリーのしっぽ
- 5話にて小節あびるのしっぽコレクションとして、また206話、227話 にも登場している。なお「ハリーのしっぽ」(小六84年7月号掲載、てんとう虫コミックス33巻収載作品。参考⇒★>http)は、作品サブタイトルで物語中に登場するハレー彗星のことであって、ひみつ道具の名称ではない。
206話にも登場した。
- ・まあまあ棒
- ジャイアンとスネ夫も登場。(16話)
- ・ゴルゴンの首
- (12話)
- ・どくさいスイッチ
- (32話と168話)
- ・バイバイン
- あの栗まんじゅうとともに登場。(35話)
- ・ムシスカン
- (45話)
- ・USO800
- ウソエイトオーオーとよむ。これを飲むと言ったことがすべて嘘になるというもの。(56話と89話)
- ・半分こ刀
- (65話)
- ・宇宙救命ボート
- (72話と79話)
- ・アドベン茶
- (78話)
- ・ドラマチックガス
- (78話)
- ・アンキパン
- (80話)
- ・コンピュータペンシル
- (80話)
- ・のび太のメガネ
- ひみつ道具ではないが、のび太仕様のメガネが登場している。(86話)
- ・正確グラフ
- 源静香と出木杉英才も出演。(118話)
- ・山びこ山
- (137話)
- ・Yロウ
- (149話)
- ・地球はかいばくだん
- (151話、223話)
- ・ザンダクロス
- 大長編ドラえもん「ドラえもん のび太と鉄人兵団」に登場した巨大ロボット(158話)。
ザンダクロス(ジュド)の頭脳部品は158話のほか、161話、190話にも登場している。
- ・改良型山びこ山
(158話)
ドラえもんの首輪についている鈴で、ネコを呼ぶことが出来る……が、ドラえもんがつけている鈴は故障している。
それゆえ、作品によっては超小型カメラ機能を搭載した鈴になっている場合がある。
- ・ホンワカキャップ
- (205話)
アニメ版さよなら絶望先生 作品中にて
アニメ第三期第02話のBパートにて登場。皇帝ペンギン、さのすけとともにテレビの上に置かれていた。ここでは青く塗られた物体になっていたが、原作ではヒゲ・塗装・鈴・ポケットを削られた設定(青色は、トップコートが振動で剥離して錆止め塗装が露出した状態)になっているので、本来は金属の地の色もしくは白色のはず。
懺・第08話・懺・第09話ではきっちり全身白になった。
さよなら絶望先生・絶望声優関係
木野国也役の寺島拓篤はドラえもん好きである。
風浦可符香役の野中藍はキャストが総勢で交代になる頃、源静香役のオーディションを受けたが、落選した。その後、ノラミャー子役で出演を果たしている。
かってに改蔵 作品中にて
本作でもしばしばネタに活用されている。
第166話『愛する二人別れる二人』では、坪内地丹が「うしろの人」と別れる際の演出が、ドラえもんてんとう虫コミックス第6巻掲載の『さようなら、ドラえもん』をオマージュしたものになっている。
また、かってに改蔵第10巻の単行本折り返しにもドラえもんのパロディが見られる。ここでは、「どこでもドア」「石ころぼうし」「スモールライト」「おすそわけガム」などのパロディが登場していた。
また、以下のひみつ道具が登場している。
- ・メロディーガス
- (188話)。
てんとう虫コミックス32巻に収録『スネ夫のお尻が行方不明』より。
行け!!南国アイスホッケー部 作品中にて
度々登場する「シーモネーター1号」のコードネームがUSO 800というひみつ道具と同じ名前である。
そのほか単行本第13巻2-3話「遠い海から来た」シリーズは『大長編ドラえもん・のび太の恐竜』を、また単行本第17巻2話「雪やコンコン」は『精霊よびだし腕輪』をそれぞれ意識したストーリーとなっており、ドラえもんの影響を色濃く受けている。